25件のひとこと日記があります。
2013/09/23 06:23
エピファネイアは、三歳の男の子のサラブレ
エピファネイアは、三歳の男の子のサラブレッドである。
今日、神戸新聞杯を勝ってクラシックの菊花賞を勝ちそうな素材である。
来月、世界最高峰のレースに挑むオルフェーブルとキズナも応援するが、エピファネイアの菊花賞はもっと応援したい。
馬名は、ギリシャ語でクリスマスから12日目にあたる1月6日「公現祭」とあり、シェークスピアの戯曲からとある。
日本とアメリカでオークスを勝った母シーザリオと同じ由来。
そこで馬主のインテリジェンスを感じる。(オマワリサンに愛情はあるか?)
春のクラシック二冠をいずれも二着。ただし、いずれも力負けではなかったのは素人目にも明らか。
ダービーで道中まともなら直線でキズナに差されることはなかったはず。
問題はその気性。
動物は、すべて肉体と精神。
神戸新聞のパドックでのエピファネイアはどの馬よりも垢抜けていた。
が、オルフェーブルとキズナと比べるとどうだ。オルフェーブルは父ステイゴールド、キズナはディープインパクト。父の強さと美しさを受け継いでいる。
エピファネイアの父はシンボリクリスエス。この馬以外に強い馬を輩出してはいないことでわかる。つまり、DNAレベルで上記二頭の種牡馬に劣っていることは明白。
それでも父ではなく、母のDNAの力を借りて立ち向かっていることに感銘を受ける。
先に行きたいという気持ちに勝てず、前の人の靴を踏んで躓く。
私も経験がある。
これがダービーのエピファネイア。
待つことができないのだ。
あれで終ったと思ったら、自力で立て直して府中の直線を抜けてきたときは久しぶりに痺れた。根性は間違いなくある。
神戸新聞杯の圧勝でマスコミは菊は頭角とか騒ぐだろうが、それほど簡単ではないことは、おそらくウオッカを育てた名伯楽の調教師はわかっているだろう。私にもわかるくらいだから。
舌をくくられているからおとなしくはしていたが、持ったままの手応えで祐一のゴーサインの鞭を食らって抜け出すと宙を飛びながら内によれた。
前に馬がいないのに。
つまり、舌を括られているから窮屈なのだ。
ああ、このコに広い緑の草原で思いっきり走らせてあげたい、私が馬主なら。