加害馬と被害馬…

一言では済まされない落馬事故


では、2年前と今回の落馬事故のJRAが公式に発表した裁決を見てみることにする。

2年前のNHKマイルカップ
第6位入線の8番マウントシャスタ（岩田騎手）は、最後の直線コースで
急に内側に斜行して6番シゲルスダチ（後藤騎手）の走行を妨害した
ため、失格となりました。

今回の府中市市制施行60周年記念
最後の直線コースで、9番リラコサージュ（岩田騎手）が外側に斜行したため、
2番ジャングルハヤテ（後藤騎手）は9番に触れ転倒し、競走を中止しました。

おわかりいただけたであろうか・・・
2年前のレースでは裁決委員は進路妨害を認め、加害馬を失格にしているのに対し、
今回のレースでは不慮の事故として扱い、失格扱いにしていないのである。
改正前のルールであれば間違いなく両方のレースとも加害馬は失格になるはずである。
しかし、パトロールビデオを見る限りでは2年前のレースも今回のレースも
私が見る限りでは加害馬が被害馬の進路を塞いでいるように見える。
しかし、私の見解云々の前に落馬事故が起きていることは確かであり
その事故がどちらも斜行によるものだと認めておきながら
今回の事故だけ失格の措置を取らないのはあまりにおかしいのではないか！？

私はこれまで今回の落馬を「事故」と書いたが、
JRAのルール改変が招いた「人災」とも言えるのではないかと思うのだ。
JRAは今からでもいいから、今回の事故を重く受け止め、降着・失格のルールの見直し、
騎手への制裁の厳罰化をすべきではないかと私は思う。



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この人の記事はよく読んでいます。
成程なと思ったので抜粋しました。

スポナビより