メール日記投稿

「気配もなんかさえないですしねぇ、一変も無いでしょ。」
何かが足りない解説者が言った。
はるか遠いアイルランドから、とにかくプライドと賞金と「歴史」と誇りと、競争馬に対する情熱と限りない愛情。優しさ。

わからないでしょ？
いや、本当はがんばって欲しかったんでしょ？
なんか、メイケイペガスターみたいな馬、本当は好きな人います。

ブラックステアマウンテン
君が思うよりも日本という国は排他的で、そのくせ海の向こうのくに での栄誉は欲しい。だから挑戦する。

海外からの参戦がめっきり減った中央競馬で、ブラックステアマウンテンと陣営は長期滞在も覚悟してこの時を待っていた。並大抵の覚悟じゃない、本気だ。アイルランドの誇りだ。
「手ぶらで帰れるか？バカヤロ」

飛越には自信があった、課題は「深い谷‥‥」
中段に位置して前の馬をエンジンブレーキにして、しっかりトモに負荷をかけずに急坂、急勾配を乗り越えて、直線ではあっという間に好位置にいた‥‥「障害ってのはこうやるんだよ。」
ブラックステアマウンテンとウォルシュの背中が言った。恐れ入りました。感服です、ありがとうございました。

さあ、皐月だ、低評価？関係ねぇ。折り合い？関係ねぇ。追いきりの出来？関係ねぇ。
メイケイペガスター、一番強いのはお前だ。溢れでる闘争心を殺すな！
1枠1番、舞台は揃った。
点火はヤネがかならずしてくれる。
それを信じて、チョッとだけ我慢してくれ。
フジキセキとブライアンズタイムの魂にきちんと着火したらお前が最強だから。
一番強いのはお前だ。
晴天の中山に暴風を吹かせろ！メイケイペガスター！