馬産地見学ーーー2014

2泊3日の馬産地見学ツアーに行ってきました。
3日間で、20の牧場（種牡馬、繁殖牝馬）、調教施設を巡ってきました。
大好きなステイにもひさにさに会えて感激。
夜は牧場スタッフの方との懇親会がありました。

私の席の隣には、社台ファームの方が座られたので、ここぞとばかりにお話しさせてもらいました。

同じ社台グループといっても、
かつみ社長とてるや社長は全く考え方が違うタイプで話が合わないということ。
てるや社長の唯一の友達が岡田総師だということ。

種牡馬を扱っている社台ＳＳと、繁殖牝馬を扱っている社台ファームは、スタッフのタイプが全く違うこと。
やはりボスといわれている種牡馬なので、危険を伴うことも多くスタッフも強く接しないといけない。
逆に繁殖牝馬は妊婦さんなので、いつも優しい気持ちで馬と接しないといけない。

空港牧場など、調教育成にかかわるスタッフは、1歳馬に跨るということで、調教などかなり気をつけなければいけなく、それぞれに合ったスタッフが配属されているそうです。

種牡馬の人気者のディープは種付け料２０００万円で今年は約２５０頭ほどの花嫁さんを迎えたそうですが、人間の世界ではモテモテでうらやましく感じられますが、
馬にとっては、１日４回が毎日。
繁殖スタッフのほうは、見ているのが、かわいそうになるくらい大変だということ。最後のほうは、へろへろで身体もげっそり痩せて、人前には見せられないくらいだったということ。
馬にお金が入るわけでは全くないし、
どれだけ馬が疲れていても、仕事をしなければいけない、
人気種牡馬も人間のビジネスによって、振り回されているということ。
それを聞いて、馬の本当の幸せってなんなんだろうな、、と改めて考えさせられました。

レッドリヴェールちゃんの鞍上について、その方も追える騎手のほうが合っているといってましたが、騎手に関しては、馬主がきめることで、牧場のほうでは口出しできないということ。

放牧地でたくさんの親子馬が放たれていますが、仔馬が入れ違いなったりしないのかというのは、母馬が他の仔馬が近付くと、怒るのでそれは絶対にないということ。

乳母で育てることになった仔馬には、産みの母親のにおいを忘れてもらうために、ミントなどの香りがついたタオルを鼻先につけて、母親のにおいを消して忘れてもらうこと。
そして乳母のボロを仔馬につけて、乳母にも自分の仔馬だと勘違いさせてもらうこと。

ビッグレッドファームさんには
ステイはやんちゃで有名ですが、牧場内でのやんちゃエピソードを教えてもらいました。
昨年に、ＪＲＡの職員が牧場を訪れて、ステイを見せてもらいたいとのことで、馬房からだして曳いていたら、
賢いステイは、ＪＲＡ職員を見て、普段の来場者たちと何か違うと察したようで、
暴れて、放馬してしまったそうです。
放牧地の外で放馬してしまったので、へんな場所に行かれたり、牧場の外に出て、怪我や事故にでもあったら大変。スタッフ総出で、捕まえたそうです。
そして、来年にはまたビッグレッドファームに戻ってくるのも決定しているそうです。

ステイの馬房前にはたくさんのお守りがありました。
そして、見学の自由時間にはステイの馬房前には一番たくさんの人が集まってとても人気者でした。

こちらの動画も良ければご覧ください。

ステイゴールド展示
http://youtu.be/EskVjFDd_Sw

にんじんごときでは動かない俺様
http://youtu.be/P08VIbdzevY