天皇賞（秋）

十指に余る有力馬が集結し覇権を争うＨレベルの大混戦
ブエナビスタを中心とした既成勢力にダークシャドウを筆頭とした新勢力が加わり
層の厚さを演出しているが深く考える必要はない。

予想の基本はやはり最高峰の古馬Ｇ１でその中でも内容が充実していたのが

１０年　天皇賞秋　前半5F59.1 上がり4F12.2-11.7-11.3-11.9＝１分５８秒２　※稍重
１１年　宝塚記念　前半5F58.7 上がり4F12.0-11.5-11.7-12.0＝２分１０秒１　※Ｒ

要求される能力が異なる二つのコースで変わらず上位を維持したのは
ブエナビスタとアーネストリーで豪華メンバーにあってもやはり２頭の総合力は一枚上
ただブエナビスタは調教の遅れから衰えを懸念する声が大きくなったし
アーネストリーもただでさえ強気にはなれない東京の大外枠は不利
最高の仕上がりと信頼の絆でどこまでカバーできるか。

ジャパンＣ優勝のローズキングダムに◎をうった。
マイルＧ１勝ちが示すようにスピードの持続力が問われるような高速レースが大得意
宝塚記念のような持久力勝負は向かないだけに好位で乗り切った４着は誇れる結果
終い３Ｆ目で一気に加速して１１秒台を並べたジャパンＣは不利を受けながらも
最後まで伸びきっており相当な東京適性の高さを窺わせる
京都大賞典は課題だった斤量を克服しまさに天高く馬肥える４歳秋で充実一途
条件問わず常に能力全開のタイプではないが自分の土俵は守る馬
東京２０００ｍは正真正銘最高の舞台、王者の称号より盾が欲しい。
強敵はもちろん前出２頭、宝塚記念組から３着エイシンフラッシュ
勝利に届かないから存在感が薄いが器用貧乏が逆転するなら秋天かジャパンＣだ
素直に実力上位馬の白熱した好勝負を楽しみたい。