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2014/12/06 00:00

ステイヤーズS

排水改良を目的とした路盤工事のため9月の開催をパスして、4月以来の中山。芝も張替えており、馬場状態はかなり良好と思える。ただし、中間にまとまった降水を観測しているし、エアレーション作業(路盤を柔らかくする・馬場の硬化防止)を施していることからも極端な高速馬場にはならないと予想される。

冬の中山名物のステイヤーズSの勝ち時計も「3分43秒4」?「3分48秒1」※過去10年の良馬場発表時※まで長距離戦らしく時計にかなりばらつきが生じる。秋開催後にエアレーション作業がおこなわれた昨年が「3分45秒2」これも序盤のHペースで誕生した記録であり、逃げや先行が手薄な今年は勝ち時計が遅くなる可能性が大きい。

勝ち時計が「3分50秒8」を要した不良馬場の11年に8歳マイネルキッツ、「3分46秒5」の12年が11歳トウカイトリック、稍重の09年には9歳ゴールデンメイン、過去10年の良馬場では最も遅い勝ち時計の08年にも8歳トウカイエリートが3着に入るなど、スピード勝負では分が悪くなりがちなベテランがもうひと花咲かすことができる舞台と言える。

8歳のベテラン◎セイクリッドバレーから狙いたい。もともと中山コースの適性は高い馬でセントライト記念2着やホープフルS3着などがあり、2年半ぶりの連対となった昨年のディセンバーS(14番人気)は58キロを背負って、エアソミュールと0秒1差。「中山」「冬場」の条件が揃えば見逃せない馬だ。

競走生活の延命となった転機は3走前のダイヤモンドS。菊花賞(7着)以来の3000m越えだったが中団馬群でしっかり折り合い直線はインを突いてタニノエポレット(天皇賞(春)5着)を退けての2着。前半の流れこそスローだったが6F目以降の最遅ラップが12秒6だったように後半は完全なるスタミナ勝負。鋭い決め脚を武器に中距離を追い込んでいた若い頃からモデルチェンジを果たしている。

休み明けはオールカマー15着、アルゼンチン共和国杯7着と冴えないが前走も上がりの競馬になったのが苦しくなっただけで最後まで伸びていたし、衰えは感じられない。過去10年でアルゼンチン共和国杯組は【8-4-5-38】と抜群の相性を誇る。東京の末脚比べで凡走してきた馬が上がりの掛かる中山で巻き返すお決まりだ。実戦向きで調教は見栄えしない馬だがこの中間は動きも評価できるし、一変の期待を懸けても良さそうだ。

強敵は本格化した5歳クリールカイザー。アルゼンチン共和国杯2着は好発から番手の競馬。離し逃げとはいえ、1000m通過59秒台で逃げたデスペラードを追って4角先頭から長い直線を粘り込んだのだから価値は相当高い。前年の5着馬でもあり、スタミナは豊富は証明済み。内枠有利なレースだし、今年は堂々V争いを繰り広げる。

デスペラードも無茶なレースをした割りには負け過ぎていないし、周到に過去(3)(1)着の当レースを睨んだローテーションを組んできた。絶好調時には及ばない稽古だったが得意の長距離戦なら上位安定。母がエリシオ×トニービンの配合で、牝系に99年のステイヤーズSで1.1倍のテイエムオペラオーを破ったペインテドブラックがいるネオブラックダイヤはスタート五分で先行できれば穴として面白い存在。

天皇賞(春)3着のホッコーブレーヴ、12年2着のファタモルガーナも長距離実績がある馬で積極的に消す理由はないが一桁番【9-5-8-90】に対して、二桁番が【1-5-2-51】であることを考えると紐の域はでない。

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