東京スポーツ杯２歳Ｓ

祖母に名牝キョウエイマーチを持つアヴニールマルシェが人気の中心だが、新潟２歳Ｓ２着で賞金加算をしている点や久々の藤沢和雄厩舎仕上げ(お得意の馬也オンリー)があるだけに他馬にも付け入る隙は十分にある。レベルが高そうな札幌２歳Ｓで２着したマイネルシュバリエも東京の決め手勝負では疑問が残る。

本命は未勝利を10馬身差で圧勝しているクラージュシチー。着差が鵜呑みにできない世界であるのは百も承知だが、３角からの12.1-12.1-11.7-11.9は末脚の持続力を示すものだ。二週連続でＣＷ80秒を切る猛時計をマークしたように稽古も抜群に動く馬。馬体重の増減なしだから反動皆無。ハービンジャー産駒が待望の重賞制覇だ。

サトノクラウンは同舞台での新馬勝ちでコース慣れのアドバンテージ。ラスト11.3-11.2-11.4を楽々突き抜けた脚に見所があったし、Ｒ.ムーアの手綱も心強い。ソールインパクトは新馬でミュゼスルタンの２着があるように実力上位。おそらく相手なりのタイプだし堅実駆けに期待の３番手抜擢だ。

◎クラージュシチー
○サトノクラウン
▲ソールインパクト
△グリュイエール