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2014/10/19 13:00
もみじS・福島民友C
10頭立てだが各場の2歳ステークス参戦馬が揃って面白いメンバー構成。これで暮れのG1に繋がる馬が現れてくればレースの価値も上がっていくはずだ。小倉2歳Sで◎をうったリッパーザウィンは果敢にハナを切って最後は差されたが0秒2差5着。
前半3F33秒0で飛ばしながら、ゴール前まであれだけ見せ場を作れたのは上等。問題はあのワンペースの走りが1ハロン延長と直線の長い京都外回り替わりでどれだけ耐えられるか。ただヨハネスブルグ×タイキシャトル×Mr. Prospectorの配合だから売り時は確実に今。▲を一応の落とし処としたい。
先行勢に厳しいペースだった札幌2歳Sで2番手追走から0秒4差6着に粘ったアルマワイオリだが京都芝未勝利のマツリダゴッホ産駒では荷が重いかもしれない。ききょうS2着のブリクストもフジキセキっぽい素軽さはある馬だが母方にジェイドロバリーの血が入っているし本質的には阪神>京都だろう。
距離的には未知数だが血統的な将来性を見込んでクレストに本命をうった。小倉の新馬戦(芝1800m)は前半5F61秒8の流れを好位から抜け出すごくありふれた内容。上がり3Fにしても11秒9-11秒8-11秒7だから特筆すべき点はないが折り合いはついていたし、勝負所での反応も悪くないなど競走馬としてのまとまりを感じた。
そしてオディール(ファンタジーS)の半弟という血統背景が何より魅力に映る。当該コースでのマンハッタンカフェは勝率こそ低いが【3-3-7-26】で単回収率272%、複回収率348%は破格の数字。時計の掛かる坂路で4F52秒9-1F13秒5は2歳馬ではトップ。勝てばどの馬よりも展望が広がること必定。
【福島民友C】はWIN5泣かせの大混戦だが当方には縁のない話。実力的に複勝圏内期待値が最も高いのは◎テイエムオオタカ。オーロC2着以降は不振を極めているが京都金杯、メイS、中京記念は距離不向き。阪神カップ、シルクロードSは先行できずで不完全燃焼。
残りのパラダイスS、朱鷺Sは58キロのハンデを背負いながらそれぞれ「0秒2」「0秒3」ムラで安定はしないが衰えはないと判断できる。1200mは[3-4-3-5]で一番得意としている距離。しかも今回は12年オパールS1着以来の55キロと望外の好条件。ルーキー松若風馬の思い切った騎乗に託したい。
アンバルブライベン、フクノドリームら軽量の逃げ馬はまず要注意。他も開幕週だけに先行力のある馬を重視したいがあまり前が速くなると差し馬に出番が回りそうな情勢だけに相手はとにかく手広く。プリンセスメモリー、スギノエンデバー、ハノハノ、メイショウスザンナ、ルチャドルアスールまで抑えたい。