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2014/10/18 04:30
府中牝馬S
実績文句なしのホエールキャプチャ(6歳)完成の域を迎えたキャトルフィーユ(5歳)にスマートレイアー、ディアデラマドレを主格とする4歳勢が割って入る構図。とりわけホエールキャプチャは安田記念こそ惨敗したがヴィクトリアマイル4着(0秒1差)札幌記念3着など衰え知らず。連覇を占う上で能力の維持は最優先事項だ。
キャトルフィーユはG3に限れば(2)(2)(2)(1)着。2走前のヴィクトリアマイルにしても5着でホエールキャプチャとは僅かにハナ差。乗り方次第では逆転が十分に起き得る両者の関係と言える。スマートレイアー、ディアデラマドレは洋芝よりも軽い馬場向きだからクイーンSの着順は話半分が妥当。
ヒントは毎日王冠。ガンガン飛ばした訳ではない伏兵サンレイレーザーの逃げが前半5F59秒1で上がり3Fも11.2-11.3-11.8。これでゴール寸前まで粘り切るのだから馬場状態は相当良好。優勝したエアソミュールは多少詰まっても内に拘った事が最後に活きた。掲示板は一桁番台が独占する結果となった。
◎マコトブリジャールの反撃だ。前走のクイーンSは6着だが完全な拙走。スタートは互角だったが先手を主張することもなく普段とは違うパターンの競馬。道中は終始外目を回らされる格好で4角では13番手に後退。直線では盛り返しているだけに余計にお寒い内容だった。
牡馬相手の準オープンを2勝しているように牝馬同士ならG2で苦戦する素材ではない。しかも得意の1800m。まともに先行すれば馬場の恩恵にも与っての激走が見込める。この中間は週2本の時計をコンスタントに出しており状態面にも不安なし。前走で消極的だった秋山真一郎は名誉挽回のチャンスだ。
相手筆頭には○アイスフォーリス。1600万クラス所属だから格下の身ではあるがマーメイドS4着、クイーンS4着などジェンティルドンナ世代のオークス3着の実力も伊達ではない。跳びが大きく綺麗な走りをする馬だから小回りより東京が断然合っているし、長めから意欲的に追った調教にも好感が持てる。
▲キャトルフィーユは速い脚を使えないタイプのディープインパクトだが京都大賞典のラストインパクトを見ても本格化してくると条件は不問。次走以降を見据えて仕上げは八分程度だろうが能力を信頼。△スマートレイアーは展開的に不利だが変幻自在の鞍上への手替わりで不気味。