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2014/10/12 09:00
オパールS
ひと通り土曜の芝レースを見直したが開幕日の割には外からの差しや追い込みがやけに届いていた。ただ牝馬限定の2歳未勝利(1600m)で「1分33秒7」、新馬戦(1400m)で「1分21秒2」が記録されるなど高速決着が連発しているように時計ベースだと例年とほぼ変わらない傾向。この辺りのギャップは扱いが難しい。
オパールSは内回りの1200m戦。このコースは元々流れが落ち着きやすいから展開は素直に先行有利と読むのが筋。初のスプリント戦となったキーンランドCで5着に善戦したエイシンブルズアイや春にハンデ戦の鞍馬Sでワンツーを飾ったルナフォンターナ、ウイングザムーンはいずれも斤量増の差し馬だから積極的に買う要素はない。
◎アルマリンピアが波乱を演出する。浮き沈みが激しい成績で掴み所のない馬だが春の淀屋橋Sではルナフォンターナと0秒1差(2着)、1400mの心斎橋Sでもオリービンから0秒4差(5着)だからオープン特別で門前払いという印象ではない。昇級後は大敗続きも今回に関してはメンバー中最多タイの京都3勝の実績が頼もしい。
後傾ラップ向きのスプリンターだから北九州記念[33.1-34.4]やセントウルS[32.9-34.5]のような典型的な前傾ラップでは苦戦を強いられるのも無理はない。他場1200mの【2-4-0-5】に対して京都1200mは【3-2-0-2】凡走した醍醐Sと山城S(※稍重)はいずれも前傾ラップだった。
三代母ビクトリアクラウンは格付け導入前のエリザベス女王杯の優勝馬。祖母クラシックダンサーは2000mで4勝を挙げ、ダイヤモンドSでも5着。母テイクザレインも中距離級を中心に活躍した馬でスタミナ色の濃い牝系だからオープンだとこの距離は若干忙しいのかもしれないがブライアンズタイム×ノーザンテーストの肌だけに二度、三度と変身の余地がある。
北九州記念2着はフロックの匂いが漂っていた○メイショウイザヨイだが強敵が揃ったセントウルSでも0秒4差(6着)に粘れたのは地力強化の証。デキは保っているし平坦替わりで押し切りの目もある。▲アイラブリリも京阪杯2着など京都向きの軽いスピード馬で前残り要注意。展開不向きの北九記念こそ惨敗も近走は安定して実力を発揮している△ニンジャも中団から運べれば連絡みがある。