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2014/10/05 13:00

スプリンターズS

秋のG1シリーズは開幕から難解な一戦となった。ハクサンムーンセントウルS2着で復調気配とはいえ今年未勝利、ストレイトガールも異なる距離でのG13着が2回と成績を残しているが函館SS(11着)以来の競馬に不安こそ抱けど、決してプラスの心持ちはない。春よりも勢力図は千々に乱れている。

ポイントはコース形態だろう。12年前のビリーヴアドマイヤコジーンショウナンカンプはいずれも4角3番手以内。実は新潟内1200mは言われるほど外枠は悪くないがコーナーがきつく振られやすいのは正解。クラスが上がるにつれロスを取り戻せる場面が減っていくから結局内枠先行がベターの結論に落ち着く。

トーホウアマポーラは1200m[5-4-1-2]で3着を外したのは5か月半ぶりだった3歳時の1000万(8着)とザ石で中間の調整が狂った前走のセントウルS(8着)で両方とも能力全開となる条件ではなかった時と確固たる敗因がある。他は至って安定走行だし底を見せていない典型だ。

2走前のCBC賞は1200m重賞初挑戦だったが先行争いを見る形でスッと中団に控えて脚を溜め、直線は上がり33秒7で弾けて勝利するこれ以上ないスムーズなレース。短距離におけるフジキセキの速さと器用さを兼備しており、完成すればキンシャサノキセキのような横綱相撲をとれる可能性を秘めている。

その原点が3歳春のあやめ賞。このレースで2着につけた6馬身差も化け物じみているが走破タイムが[33.4-33.5]=「1分06秒9」と驚異的。確かにこの時期は京都の高速馬場に泣く馬が多数。オルフェーヴルが沈んだ春天の前日と言えば当時の馬場状況が克明によみがえるかもしれない。

タイムの何割かに馬場の恩恵が含まれているのは間違いないし、記録を鵜呑みには出来ないのも承知しているがやはり3歳春に叩ける最高速の値ではない。長い休みを二度ほど挟んでいるから苦労しているイメージもあるが順調ならもっと出世は早かった。G1のステージにさえ登れば勝負になることは当の昔の約束されている。

馬也が基本の調教も最終追い切りでは強めで【4F52.3-3F37.3-2F24.2-1F12.0】全体時計、終いともにバランスよくまとめて登坂してきたのは好感が持てる。高松宮記念のような道悪の巧拙がはっきり出る馬場だと厳しいが恵まれた馬格に母母父はNorthern Dancer系のNureyevだから少々の荒れ馬場は苦にしない可能性が高い。初秋の越後が一輪のひなげしで彩られる瞬間を待ちたい。

○には地力一番のグランプリボスを指名したい。苦手だったはずの休み明け、それも安田記念でジャスタウェイをハナ差まで追い詰めるのだから実力は屈指だが走り時が全く不明の狂犬キャラ。ただ初のスプリント戦だった昨年のスプリンターズSは0秒3差7着。しかも内で窮屈になっての結果だから包まれる心配のない今年の外枠なら末脚爆発のシーンがあっても驚けない。

短距離馬として再び頭角を現してきた▲ローブティサージュにも警戒が必要。この距離で差す競馬が板に付いてきているし大一番に強いウォーエンブレムの血が怖い。春のデキなら△ストレイトガールだが久々の今回は割り引き。ハクサンムーンは一流のスピードを持っているが番手からでは並。流れ次第で台頭の余地があるマヤノリュウジンレッドオーヴァルまで流したい。

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