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2014/10/04 14:00

シリウスS・(カンナS)

強豪馬が入れ代わり、立ち代わりで登場した数年前と違って、この路線は目下小康状態。一度焦土と化した土地を再度開墾するにはそれなりの時間が必要になる。現在、主力であるホッコータルマエコパノリッキーがいずれも順調さを欠き、帝王賞優勝馬のワンダーアキュートも8歳秋を迎え、いつ下降してもおかしくない状況だ。

ハンデ重賞に使ってくるような一線級に成り上がりきれない馬たちには千載一遇のチャンスであり"収穫の秋"となる可能性を秘めている。シリウスSは充実の好メンバーが揃った。ナムラビクター(58)クリノスターオー(57.5)ソロル(57.5)ジェベルムーサ(57)あたりは斤量を克服すれば一気に展望が開けてくる。

素質開花で絶賛売り出し中の4歳クリノスターオーから入りたい。昨年の今頃は1勝クラスに在籍していたが暮れにかけて3連勝でオープンへ昇級を果たす。ただアルデバランSでは1番人気に推されるも5着、マーチSも上位には完敗の5着でアンタレスSは出負けして自分の形にすら持ち込めず惨敗するなど良い所なし。

オープンの壁に阻まれた格好だったが汚名返上の場面は早々に訪れた。それが2走前の平安S。互角のスタートから2番手を確保し隊列を決めると1000mを推定61秒台半ばのスローで通過。終始楽な手応えを維持し、直線を向くと逃げたメイショウコロンボを交わし、ソロル以下の追撃も完璧に封じた着差以上に強い内容。

前走のエルムS(2着)でも4角手前から馬也で先頭に立つなど見せ場たっぷり。目標になった分だけ不利ではあったが実績馬ローマンレジェンドとの鬼気迫るような叩き合いは本格化を裏付けるに疑いのない好勝負だった。「小回り」「休み明け」「良績のなかった道悪」と難しい条件を覆しての好走に大きな価値を見出だせる。

母マヤノスターライトMr. Prospector[2×3]という強烈な近親クロスで体質に難があったため出世は出来なかったがデビューから5戦2勝で3着を外さないなど素質は高かった馬。父アドマイヤボスは地味だがジェニュインアサクサキングスと同じ一族だけにG1級の活躍も望める。デキは抜群だし勝ってスターダムへとのしあがる。

平安Sで半馬身差の2着だったソロルが当面の相手。エルムSは典型的な前残りで条件が向かなかったが実力は遜色ないだけに人気落ちの今回は狙い目。阿蘇Sでようやく復調の気配を見せた昨年のケイアイレオーネ(56)も上位候補。トウシンイーグルも2走前圧勝の能力は伊達ではないはず。距離延長で見直したい。

カンナS】はスプリンターズSがおこなわれる内回り1200mが舞台。連続開催で疲弊したところに台風接近も絡み馬場状態の読みも非常に重要だ。騎手の思惑も含め伸び処に注意したい。おそらく極端な差しは無理だろうから前走を完勝した最内サフィロスの動向次第ではあるが1200mに戻ればコウソクコーナーだ。

デビュー戦(福島1200m)はスタートこそ平凡だったが先団にとりつくと4角手前から物凄い勢いで進出し余力残しでの快勝。1400mだったダリア賞は序盤から馬群で揉まれ、力んだ走りに口を割る仕草など到底スムーズとは言えない内容。伸びそうで伸びなかったのはこの影響だろう。それでも混戦の2着争いからは離れていなかった。

中2週で輸送を繰り返しテンションが上がった反省も踏まえて今回はしっかりと間隔を空けての調整。帰厩後の本数は少ないが一週前の坂路で一番時計を記録するなど状態は文句なしだ。これに決め手優秀なサフィロスすずらん賞では先行して渋とかったペイシャオブロートロピカルガーデンを加えた上位争いになる。

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