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2014/09/07 15:00

新潟記念

春の新潟大賞典は痛恨の4着。クビ差の結末は笑顔を奪い、怨念の温床となった。まさに苦杯を舐めさせられたカルドブレッサに再び期待する日がこれほど早くやってくるとは思わなかった。いや厳密に言うと馬に非はない。悪いのはどうしようもない凡人が騎乗していた時に本命にしてしまった自分である。

心を落ち着けて冷静に振り返ろう。前半3F36秒4-5F61秒1のペースは新潟らしいスロー。ある程度控えるのは想定内としても道中あまりにも無策すぎた。緩んだところでポジションを押し上げるチャンスや外に持ち出しにかかるタイミングはあったはずなのに安穏と追走。平和ボケにもほどがある。

4角?直線で馬群が密集する前にはスムーズに動ける位置にいなければならないのにゲートを出たなりだから相変わらず窮屈なポジション。気付いた時にはスパートが始まってようやく慌てる。奇跡的に進路が開きかけるがせこく内ばかりを探しているから切り替えた瞬間に見事締められる。

優秀な騎手の条件は追えることであったり、ペース判断に長けていたり、セオリーに捉われず勝負所をかぎ分けられたりと様々だが状況を客観的に見る力、もっと言えば“危機察知能力”もかなり重要だ。一瞬の迷いが勝敗に直結する地方出身者や母国で普段から団子競馬をしている外国人が活躍できるのはこの点が鍛えられているからだ。

閑話休題。そもそもカルドブレッサは脚を溜めて瞬発力勝負のタイプではない。おそらく2走前までの前任者には大外から差し込んだ中山金杯(2着)のイメージが強烈だったのだろうがあのレースはラスト12秒2-12秒1-12秒3の全体上がり36秒6だから完全に消耗戦の持続力勝負。この時点で馬の特徴を読み違えている。

上がりに限界のある馬だから前半は強引にでもポジションを取りに行って、早めスパートの形に持ち込みたい。5着に負けているが朝日CCのようなレースが理想。左回りは合っているし、実績は薄いが2000m自体も問題ない。CWで80秒を切ってきたように仕上がりも万全。土曜に100勝一番乗りを決めた戸崎圭太には是非とも腕の差、いやジョッキーとしての格の差を見せつけてほしい。

アドマイヤタイシは10か月ぶりの新潟大賞典こそ13着に大敗したが、鳴尾記念では骨っぽいメンバーを相手に粘り強く走って定位置を死守。持ち前の渋とさは消えていなかった。函館記念(12着)は前総崩れの厳しい展開だったから度外視。ひと頃の覇気に欠けるとはいえ岩田康誠騎乗は頼もしい。

当該コース【10-7-6-37】※複勝率38.3%と際立つ成績を収めているディープインパクト産駒は大挙7頭。全滅は考えにくいので人気でも拾うしかない。休み明けの小倉記念でいきなり2着に好走したマーティンボロは同じ左回り2000mの中日新聞杯を勝っているし、56キロなら上位有望だろう。

ラストインパクトは小倉大賞典優勝や日経賞3着など4歳馬らしく充実してきた馬だが純粋な決め手比べになると不安があるので連下まで。条件絶好のアロマカフェや入念に乗り込んできたエックスマークも一角崩しするだけの力はある。ダコールステラウインドまで流せば紐抜けはない。

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