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2014/08/17 12:00

関屋記念

盛夏の一戦とはいえ、過去10年でダイワメジャー(05年2着)テレグノシス(06年3着)カンパニー(07年1着)09年スマイルジャック(09年1着)ドナウブルー(12年1着)ジャスタウェイ(13年2着)がここをステップとして秋以降のG1戦線を賑わせる存在となっている事を考えると年々このマイル重賞の重要性も増している。

そんな風向きを察してか今年は特にメンバーが揃った。主力は直近のG1で(3)(3)(4)着と惜敗を続けている6歳ダノンシャーク。稼働数の割に目立った実績に乏しいのはカンパニーと似ている。陣営は「勝ちに来た」と公言しているように調教にも余念がない。道悪も安田記念の競馬を見れば大丈夫。あとは「58キロ」を背負って勝ち切れるかが焦点。勝ち切れるようなら再び秋にビッグタイトルがちらつく。

多士済々だが伏兵サンレイレーザーに◎をうった。本馬も4歳時のマイラーズCでグランプリボスの2着に入り(ダノンシャークカレンブラックヒルに先着)頭角を現すと、距離に難のあったエプソムCでもクラレントジャスタウェイに次ぐ3着を確保するなど高い能力を秘めているが、昨秋以降は精彩を欠いて出世が遅れている。

敗因は体調が整わなかったり、馬場悪化だったり様々で安定した走りが出来なかったが、スローだったマイルCSで出遅れながらも上がり2位となる33秒6の末脚で6着(0秒6差)まで追い上げるなど力の一端は見せてきた。今春はオープン特別とはいえ同舞台の谷川岳Sを追い比べの末に勝利するなど狂った軌道が修正されつつある。

近2走こそ速い脚を使っているがサンレイレーザーの長所は斬れ味ではなくバテずに長く脚を使えること。毎年解説しているが関屋記念好走の抜け穴は上がり最速、もしくはそれに相当する脚は必ずしも必要ないという点にある。確かに昨年2着のジャスタウェイ、3着レオアクティヴは上がり1位、2位だが1馬身1/4前には上がりは9位タイに留まったレッドスパーダがいた。

決め手に優れているディープインパクトハーツクライはいるがサンレイレーザーが自分の競馬をすれば後続を封じる公算はかなり高いと踏む。父ラスカルスズカと派手な血統ではないが半姉サンレイジャスパーは重賞戦線で活躍し、新潟記念2着もあるから当地への適性も高いはず。姉とは違い暑さに弱い一面はあるが今週の関西地方は雨が多く涼しめの気候だったから状態下降もない。実力に見合っていないこの低評価なら全力買いだ。

マイル重賞で実績を残す中ではクラレントエキストラエンドはいくら水はけのいい新潟でも馬場が重以上だと不安。マジェスティハーツは前走1分37秒台の決着だった中京記念2着だったように多少の道悪は我慢できるがこれも斬れ味を生かしたいからプラス査定にはならないので▲。同じことはダノンシャーク(斤量の分負担は大きい)にも言える。サトノギャラントは道悪空下手。

天を味方につけそうなのは○ブレイズアトレイル。中京記念も善戦マンらしい0秒2差(4着)だったが馬場の真ん中ほどを一瞬勝つのではと思うほど良い手応えで伸びてきた。米子Sのなんちゃって上がり1位をどう扱うかだが個人的には開花寸前だと解釈している。基本は決め手がないから時計の掛かる馬場は歓迎だし、関屋記念に強いノーザンテーストの血を引くダイワメジャー産駒でもある。

血統面から掘り下げると母母父ノーザンテーストの△ミトラも推せる。先行押し切り型のレッドスパーダ系関屋記念の抜け穴好走に該当するし、何より1年4か月ぶりを勝った前走のポテンシャルが怖い。以下は揉まれずに運べる外枠を引けたシャイニープリンスエキストラエンド、最後にダノンシャークの順。クラレントは道悪に加えて中間の時計2本では無印が妥当。

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