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2014/07/06 08:00

CBC賞・(巴賞)

梅雨時におこなわれるシリーズ唯一の左回り。今年の場合、スプリンターズSが新潟開催だけに少しは救われる気もするが本番まで約3か月もあるだけに位置付けは難しい。新中京で連覇したマジンプロスパーも12年はセントウルSを挟み、13年は直行と試行錯誤したがいずれも満足のいく結果は得られなかった。

一方でCBC賞(2着)→アイビスサマーダッシュ(1着)→セントウルS(1着)と夏場に使い続けて、スプリンターズSでも2着に入った13年のハクサンムーンのような例もある。体質(とくに暑さに対する耐性)や設定する目標ひとつで判断は左右される。一心不乱に駆けるスプリンターとて歩みは一直線ではないのだ。

CBC賞はハンデ戦だが不思議と前走でG1やG2を使われていた実績組が強い。ハクサンムーンが先導した昨年でさえ「1分08秒0」普通は時計が遅くなれば、それだけ力の足りない馬たちの台頭も誘発するのだが当レースに至っては別。桶狭間の長くタフな直線はサバイバルの様相を呈す。

マヤノリュウジンマジンプロスパーダッシャーゴーゴーと比べると成績的に一枚落ちるが重賞では苦戦傾向のスギノエンデバーエピセアローム、オープン特別1勝のルナフォンターナが57キロあるいは57キロ相当を背負う組み合わせでこの低評価はさすがに高松宮記念8着が安く見られすぎている。

たしかにその前走は大雨の影響で勝ち時計「1分12秒2」を要する泥田化した馬場で能力の序列を整理するには不適。悪条件への対応力を問われたレースだということは上位馬の脚質に偏りがない点からも証明されている。だからこそ8着だったマヤノリュウジンの価値もすんなりとは上がってこないわけだ。

スタートでまさかの後手を踏んだ以外はソツなく運んで、直線も伸びずバテずの流れ込み。無難かつ平凡でたしかに見所には乏しい。しかし一線級相手に0秒9差。今回は同格がほとんどのハンデG3。それでも伏兵止まり。期待をするなという方が無理だ。立ち回りも含め恵まれた面があったとはいえスプリンターズS3着馬である。

セントウルS7着、阪急杯8着と最近の休み明けは不発だが元々はポン駆けも問題ない馬。しかもこの中間は5/14から計13本と異例の乗り込み量を消化。「絶好調だったスプリンターズSの頃に比べると完調手前」という一見控えめな調教師のコメントも現段階での仕上げに対する自信の裏返しだ。

本線にはブルーデジャブをとりたい。父アドマイヤコジーンマジンプロスパーと同じで中京1200mは[4-1-0-13]で単回収率は驚異の710%と抜群のコース適性を秘める。全5勝がダートのようにスタミナを要求される今の馬場は合う。韋駄天S6着も休み明けを考えれば上々。坂路で自己ベストを記録した目下の上昇は見逃せない。

馬也で坂路49秒7の速力+絶対的有利の52キロでベルカントが3番手。こける理由があるとすれば初めての左回りくらい。その左回りで[0-0-0-8]と全く走らないニンジャだが成績を洗うとタイミングの問題としか思えない。デビュー2戦目の新潟2歳Sや3歳のファルコンS、プリンシパルS、昨暮の尾張Sも直線で前が詰まり通しで8着(0秒5差)54キロで穴の酒井なら連下注意だ。

巴賞】は実力通りならアンコイルドの一択だが海外G1帰りで昨年も叩き台にしたこの調教師が仕上げてくるはずもない。函館記念のハンデまで勘案していると思うので作戦としては悪くないがデキは7分程度。これでは天皇賞4着の力をもってしても首位不動とはいかない。

ゼロスメイショウサミットが前半から競り飛ばしてレッドレイヴンが3角過ぎから仕掛けていくような前掛かりの展開になれば直線で出番がありそうなミッキーパンプキンに一縷の望み。12年函館記念3着や漁火S2着があるように洋芝は向いている。昨年は2走止まりで、今年上半期も調子を取り戻せずにいたが相性の良い地で息を吹き返してもおかしくない。

さすがに連対がギリギリの線だがミッキーパンプキンを軸に力最上位のアンコイルド、1枠をうまく利用できればレッドレイヴン、絡まれずマイペースを維持できた際のゼロスまで。

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