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2014/06/15 12:00

エプソムC

4歳のマジェスティハーツ、5歳ディサイファが人気を二分しているがお互いに経験の差を埋めるほどの重賞実績に乏しいのが現状。マジェスティハーツが新潟大賞典を55キロで2着。ディサイファ都大路Sを56キロで完敗の2着。この比較ならば古豪の域に入りつつあるマイネルラクリマにとって別定のメリットを生かす絶好のチャンスだろう。

実際それを見込んでのエプソムC参戦と思われる。前走は香港のチャンピオンズマイルに出走し10着。レースの他にも長距離輸送、検疫など海外遠征の負担は大きい。本来であればしっかり間隔を空けて、得意のローカル巡業が筋。それを蹴って始動を前倒したのはハンデ戦だと58キロが当然になっているからだ。

斤量に敏感なタイプでもないが55.5?57キロ【3-2-0-4】に対して、57.5?58キロだと【0-1-1-2】だから苦戦の跡が窺い知れる。それでも58キロでレコード決着の福島記念2着や小倉記念3着などG3では格上の実力を示してきた。中央場所とはいえ、夏モード突入前の東京千八は少し足りない馬たちの力試しの場。地力で捩じ伏せる可能性は高い。

昨暮から成績は下降しているが朝日CCは外伸び前崩れを2番手から踏ん張って0秒2差4着。京都金杯は久々のマイルが忙しく、ポジション取りが悪くてスムーズさを欠いての11着大敗。それでも好スタートから先団につけ、ジャスタウェイに真っ向勝負を挑んだ中山記念は持ち味のしぶとさを全開し、2着とはハナ+クビ差の4着と復調。

チャンピオンズマイルは好位を確保するために前半脚を使った上にペースも落ちなかったから息が入らず厳しい競馬。年齢を重ねてズブくなっているので適性は2000m前後だろう。内伸びでも荒れ馬場気味の東京は向く。主戦の騎乗停止、お手馬の回避と二つの偶然が重なっての川田将雅騎乗も悪くない。急仕上げはやむを得ないが直前は一杯に追っているし影響は最小限と考えたい。

カルドブレッサは新潟大賞典がまたも消化不良のレース。内枠は直線で馬群が密集することを他の競馬場以上に意識しなければならないが、それを怠って包まれた挙句に直線も挟まれて加速に支障をきたしているのだから藤岡兄は断罪してしかるべき。C.ウィリアムズなら間違いなく出していくはずだし、この鞍上強化が最後の結審。

マジェスティハーツは母方がボストンハーバー×Storm Catなので熟成型のハーツクライを後押しするバランスのとれた配合。気性面に不安はあるが、折り合いさえつけば距離は万能にこなす。その意味で1800mへの短縮は好材料。絶賛確変中のハーツクライとダービー2勝の横山典弘のタッグで2週前の再現も。

中団前から運んで粘り強く脚を伸ばせるSS系が活躍しているのがエプソムCの性格。候補にトーセンジャガーも加えたい。2走前に勝っているが重賞で通用する雰囲気は皆無に近い。スピカSも7頭立てのドスローだから全く強調できないが5勝中4勝をマークする1800mはベストだし、ジェイドロバリー×キャロルハウスと馬力の血が重ねられた血統も不気味に映る。

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