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2014/06/15 09:00

マーメイドS

13年は凡走続きだった実績上位に該当する重ハンデ帯のマルセリーナ(56Kg)アグネスワルツ(55Kg)で決着して波乱。3着にも54Kgのアロマティコ。ハンデ戦になった06年以降で53Kg以下の馬が複勝圏に絡まなかったのは初めてだったように、かなり特殊なケース。11年のフミノイマージン(55Kg)ブロードストリート(56Kg)も似たような事例と言える。

この2年に共通しているのは同ハンデ帯にいる馬の多さ。54Kg?56Kg以上を「重量級」51Kg?53Kgを「軽量級」50Kg以下を「裸」と定義して過去8年を振り返ってみる。以下は1?3着馬の属していたハンデ帯と、その頭数である。便宜上、一度記したものに関しては割愛した。

06年14頭立て※重(4)
1着裸(4)2着軽(6)3着軽

07年12頭立て※裸(2)
1着軽(5)2着重(5)3着軽

08年12頭立て※重(4)
1着裸(3)2着軽(5)3着軽

09年16頭立て※裸(0)
1着軽(8)2着軽 3着重(8)

10年16頭立て※裸(2)重(8)
1着軽(6)2着軽 3着軽

11年13頭立て※裸(0)
1着重(6)2着重 3着軽(7)

12年14頭立て※重(5)
1着軽(4)2着裸(5)3着裸

13年14頭立て※裸(2)軽(5)
1着重(7)2着重 3着重

はっきり言って途中から何をしているのか分からなくなるほど生産性のない結果になってしまった。このハンデ重賞をデータで図ろうとするのはいかにも不粋であったが軽量ハンデ帯以下が多ければ多いほど重ハンデ帯は相対的に不利になるということは明白だろう。当たり前のことを言っているようで実に深いのだ。自身に課されるハンデのみならず、全体のハンデ次第で実績の有無は問われなくなる。

今回の予想まで迷走し始めたところで本題。今年は14頭立てで、裸(4)軽(9)重(1)と非常に極端。56Kgのフーラブライドが抜けた存在と考えるのが普通だがこの重賞でこの状況は完全に実績馬の形勢不利を示している。またこれだけ偏っていると逆に裸組の台頭も難しく思える。裸組浮上のカギはあくまでハンデ差が握っているわけだから比較的能力が接近している軽量組の大所帯は好ましくない。

まわりくどくなったが結論。◎は4歳フロアクラフトでいきたい。やはり伸び盛りの時期にこの軽ハンデは魅力が大きい。3歳春にスイートピーS2着→オークス5着がある馬で、たとえ立場は弱くても満更でもない。3走前に同舞台の但馬Sで2着。リヤンドファミユの評価が不定なのでなんとも言えないがあのレースに関しては格が違った。

内を器用に立ち回って直線も最内を突いて勝ちパターンに持ち込んでいたが相手の決め手が一枚上だった。牝馬同士で隙なくあの競馬ができれば好勝負を見込める。福島牝馬S(9着)は消極的だったし、パールS(8着)は時計が速すぎた。中山が得意な半兄ホーカーテンペストや半妹バウンスシャッセのように適度に時計の掛かる芝は合う。

フジキセキ産駒の内枠得意は有名な話。皐月賞馬イスラボニータは1枠2番。ヴィクトリアマイル3着のストレイトガールも1枠1番と今春のG1戦線でも目立っていた。フロアクラフトも良馬場の1?2番では[1-2-0-0]ここ2週続けて3頭併せで好時計をマークしているように目標を前に意欲の仕上げが窺える。51Kgの恵量できっちり重賞初Vを決めたい。

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