マイルＣＳ南部杯

復興支援競走として東京競馬場で行われる南部杯
地方交流の趣がほとんどないのは残念だが補って余りある好メンバーが集結した

軸安定はドバイＷＣ２着で今年のフェブラリーＳを制したトランセンド
最終追い切りで栗東坂で一杯に追われて４Ｆ５０秒１-３Ｆ３６秒４-１Ｆ１１秒８
これは全体で４番目の好時計、休養明けだが王者として仕上がりに抜かりはない
ただ根本的にマイルが合わないという考えに変わりはないだけに捻る価値もあると見る

昨年の南部杯でエスポワールシチーを圧倒したオーロマイスターに◎をうった。
重ハンデ、距離、地方の深い砂がネックで低迷していたが５９キロを背負ったエルムＳは
４角を抜群の手応えで回り見せ場たっぷりの２着と久々にらしさを取り戻した。
折り合いに難のある馬だからベストは１６００ｍ
フェブラリーＳは１２着に大敗したが前哨戦を使えなかった影響で
本調子になかっただけで末脚の生きる東京は一番合う
直前の調教は落ち着きを保つために軽めだが力は出せる
格が違う２頭はともかく前走３キロもらって０秒１差まで迫られたランフォルセや
マイル実績のないシルクフォーチュンより人気がないのは無礼千万
決め打ち系騎手の吉田豊が気楽な立場で大物食いだ。

△ランフォルセはスタートに不安を残すが充実ぶりは見逃せない
ダノンカモンは栗東ＣＷ(重)６Ｆ８３秒７-４Ｆ５３秒５-３Ｆ３９秒３-１Ｆ１２秒４
追走したとはいえ一杯に追われて遅れてしまった姿は
格下を圧倒し１Ｆ１１秒７でまとめたフェブラリーＳ４着時とは明らかに落ちる
元々１Ｆ長いし一線級相手だと少し劣る印象は否めない。