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2012/02/11 13:46
デイリー杯クイーンC
日程的に桜花賞への直行を選択せざるを得ないレースの性格上、
重賞連対馬(オープン特別連対)や2勝馬が幅を利かせているのは仕方のない事
東京で施行された時に限ると上記のどちらかを満たしていない馬の勝利は
02年シャイニンルビーまでなく(03年チューニーは中山開催)2頭とも2戦1勝馬
4戦1勝3着1回で現段階での底が割れかけているハイリリーにとっては厳しい条件
ただ牡馬相手に好戦してきた強烈な決め手に一縷の望みで◎を託してみたい。
新馬戦(東京1600m・重)は4F49秒7-5F62秒6の超スローで4角も9番手の位置取り
直線もエンジンの掛かりが遅く残り1Fでは絶望的だったがギアチェンジをして急加速
他馬とはまったく違う脚色で外から一気に差し切り輝かしい競走生活の幕開けとなったが
赤松賞は初戦同様に後手を踏んで道中後方から2番手これはさすがに楽ではなかった
ただ馬群を捌きながら上がり33秒3と自分の脚は使って0秒7差8着まで追い上げた
何度も触れているが11年赤松賞はラップの推移がアパパネの勝った09年に似ており
高水準のレース評価が与えられるもので不利ありきの善戦は実力の証明ともなる
距離延長、コース替わりとなった葉牡丹賞もスタート直後に挟まれて後方からだったが
Hペースにも乗じて徐々に進出し大外を回して3着。1着コスモオオゾラは
共同通信杯でそこそこ人気を集めている馬だし2着メイショウカドマツは寒竹賞勝ち
年明け初戦の平場500万はフェノーメノを筆頭に共同通信杯に出走するスピルバーグや
ストローハットに東スポ杯2歳S3着のマイネルディーンなど相手が揃い過ぎていた中の5着
一連のレースでズラリ牡馬大関級や関脇級と互角に御している力があれば
牝馬限定で伏兵に甘んじる器では断じてないだろう。追走を考えると中距離がベストだが
母テイクミーハイヤーは1800mで3勝、叔母ワディラムがマイルの米子S勝ちや
関屋記念5着だから血統的にはマイル寄りで中距離資質が問われるこの条件は合う公算大
母はナスキロ持ちでもあるからあの末脚は当然広く長い東京でこそ威力を増すはずだ
○以下は実績馬中心でまずは不利な外枠からG前の大接戦に加わったオメガハートランド
前走が実力差でない事は誰の目にも明らかだったし500万勝ちの東京で要見直し
祖母がアイリッシュダンスで近親にハーツクライがいる血統で奥も深そうだ
阪神JF4着のイチオクノホシも有力。同じような位置にいたジョワドヴィーヴルとの
直線の伸び比べでは劣ったが後方から詰めており相手が落ちる今回は好戦必至
ミッドサマーフェアは勝ち上がりに時間を要したが豊富なレース経験は心強い
アグネスタキオンとタニノギムレットの重賞セットは度々あるし注意を払っておきたい
人気の一角ヴィルシーナは3戦とも1800m以上を使っており陣営もオークス優先
地力で掲示板ぐらいまでは来そうだが初のマイルが重賞だと荷が重く消しが妥当
新馬の弾け方が素晴らしかったエクセラントカーヴの能力も非凡だがキャリア1戦だと辛い。