白富士Ｓ

自作自演のエンターテイナーとして名高いペルーサ劇場が身を削ってお送りする
次の演出は若葉Ｓ以来のオープン特別出走。常に話題をふりまくその姿にファンも多いが
さすがに昨秋のＪＣ最下位(走る気をなくした)有馬記念取り消し(歩様に乱れ)はやりすぎ
大体いつからこんなネタ馬になってしまったのか入り口がはっきりしない
ともかくリスクがリターンを遥かに越すペルーサを本命に据えるかで馬券の参加は決まる
他から中心を探すなら当然買うべきだが天皇賞秋で好走する(０９年２着、１０年３着)馬が
果たして同じ舞台の東京2000mで凡走しようがあるのか負ければ恥どころで済まない汚辱だ
ペルーサとてボケばかりでは劇場の運営が成り立たない事は分かっているはず
本物の策士なら今回は実力通りに圧勝して見る者を再度熱狂の渦に巻き込む番だ。

焦点は２着争い、まずはエプソムＣでダークシャドウの２着があるエーブチェアマン
秋２戦は大幅に馬体を減らして本来の力を発揮できなかったが
ようやく戻ったグレイトフルＳは道中内で脚を溜めて４角で外に持ち出すと鋭伸して完勝
東京だと2000mより1800mに良績がある点に少し不安を覚えるが力関係で２番手は守る
仮にエーブチェアマンがもたつくようならコロンバスサークルの末脚も侮れない
マイルのニューイヤーＳ(９着)は忙しかったが中距離重賞の掲示板安定勢力で
その気になればオールカマーのように先行策も可能、鞍上の工夫が上位進出の鍵
あとは道悪に泣かされてきたヤングアットハートを東京の良馬場で再考しておきたい。