フェアリーＳ

ラシンティランテの阪神ＪＦは白菊賞からの緩急に対応できず前半掛かって先行し
直線は抵抗なく馬群に沈んで期待を大きく裏切る１５着に終わった
敗因ははっきりしているし能力の高い馬だから一旦リセットして
改めて春への展望をと思っていたところのフェアリーＳ出走で判断に困る
厳寒期に素質馬を中山マイルに遠征させるメリットはほとんどない
ただ好調を維持している、賞金を稼ぎたいなど出走過程と目的は一応ある
不利な条件を覆してこそＧ１馬の資格も生まれるものと前向きに重賞制覇を願ってみたい

阪神ＪＦの時も解説したが赤松賞のレベルは非常に高い
トーセンベニザクラは１０着だったがＳペースで外を回らされたのが痛かった
中山にも良績があるしリベンジ予想にしても良いが脚質的にパストフォリアに食指が動く
赤松賞はＴベニザクラに内を掬われて２着に負けたが機動力を考えれば逆転濃厚
父シンボリクリスエスで切れの要求されない中山替わりもプラスに働く
重賞で活躍した母ハッピーパスのポテンシャルがあればＧ３もたやすい
新馬戦でラシンティランテと接戦だったメイブリーズが伏兵
ホープフルＳは休み明けで初の混合戦、未知の距離と厳しい条件ながら０秒４差
クロフネ×ハイインローだから中山向きの渋とさを兼備している。