万葉Ｓ

冬の風物詩となったトウカイトリックの万葉Ｓ出走は実に５回目
他にも天皇賞春６回、阪神大賞典６回と安定の長距離ローテを確立している
本命を打ち続けた盾では０７年メイショウサムソンとの大接戦３着が最高着順
成績表を眺めていると盛者必衰を感じ物悲しくもなるがまさに無事是名馬を地でいっている
前走のステイヤーズＳは大敗後で１２番人気に甘んじたが貫禄の３着
ただ最近はスタートの悪さが目につくし長丁場でもスピード勝負だと苦戦気味
京都開幕週で逃げ馬不在のメンバー構成だと割り引かざるを得ない

展開の恩恵をフルに受けそうな６歳キタサンアミーゴが中心
長距離を走れるがステイヤーではない新時代のマラソン巧者
１１年ダイヤモンドＳ３着が最たるもので前半1000m62秒7-2000m63秒4(2分6秒1)
勝負どころでもほとんどラップが動いておらず中盤の５Ｆを消した上がり勝負
小倉記念を１分５７秒６で２着できる中距離資質の高い馬も対応可能なカラクリだ
京都外回りは【2-1-2-0】と相性抜群だしハンデ５６キロも手頃で狙い目
２年連続２着のモンテクリスエスは一度叩いて上昇間違いなしだから当然相手
ピエナファンタストはジャングルポケット×アンバーシャダイでスタミナの塊
不良馬場で他馬がバテたステイヤーズＳ(４着)でＧ前も伸び続けたのは納得できる
トウカイトリック同様に出遅れ癖や早い決着に不安を残すが５３キロは大きい
天皇賞春４着を持ち出すのはさすがに強引だが目黒記念５着くらい走れば
マカニビスティーも連下には突っ込んで来てもおかしくない。