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2011/12/11 15:00

阪神ジュベナイルF

紛れのない平等なチャンピオンコースに一新された06年以降の勝ち馬は
いずれも3歳春に東京2400mG1を勝利し(ダービー1、オークス3)
4頭とも父はダービー馬という共通項があり偶然にも該当していなかった、
昨年の覇者レーヴディソールは骨折によりクラシック未出走である
更に5頭すべてに該当するのは阪神JF前に牡馬相手の1600m以上での
好戦歴を有していた事で近年の名牝時代も点ではなく線で結ばれている
今年もこの傾向に従えば相応の答えは導けそうだ。

上位の可能性がある馬が多く大混戦ムードだが◎ラシンティランテの天性の才能に惚れた
前走の白菊賞が圧巻の一言に尽きる。前半4F46秒9-5F58秒7は
牝馬限定や最終週の荒れ馬場を考慮すればかなりタフな流れだったが
中団の内でじっくり折り合い直線で馬場の良いところに誘導されると
残り200mで桁違いの末脚を爆発させて終わってみれば「1分34秒4」
3馬身半差の大楽勝で後続が止まって見えたくらい完全に格が違った
札幌2歳S(6着)は強豪相手に苦杯を舐めたがキャリアの差だったと声高に宣言できる
新馬の頃から素直な気性で高い操作性は光っており2歳戦では大きな武器となる
過去白菊賞組は全滅だが1200mの時代もあり必ずしも勝負になる馬だったとは限らない
典型的なのは09年に「1分34秒1」で逃げ切りながらその後故障したアグネスワルツ
復帰戦のフローラSで2着、オークス3着と立派な成績を収めている
父は早熟傾向のあるアグネスタキオンでG1の10勝中実に9勝が2&3歳時のモノ
説明するまでもないが3代母クラフテイワイフから派生する牝系には
天皇賞秋を優勝しジャパンC2着のトーセンジョーダンがおり今一番波に乗っている血統
中堅となった藤岡佑介は未だ大きな勲章を手にしていない
ラシンティランテの名前の意味は仏語で「輝き」人馬ともに眩い光を放ちたい。

赤松賞で能力を裏付ける強力な記録の楔を打ち込んだトーセンベニザクラが○

11年前半4F47秒5-5F60秒0 上がり3F11秒0-11秒5-12秒0=「1分34秒5」
09年前半4F47秒5-5F59秒9 上がり3F11秒6-10秒9-12秒1=「1分34秒5」

11年「35秒3-34秒5」09年「35秒2-34秒6」前後半バランスのとれた平均的流れは
アパパネの残した記録と極めて似ており高い実力の持ち主であることが証明できる
トーセンベニザクラの実際のレースぶりは後手を踏んで後方待機
直線は伸びない内を突いて推定10秒台の加速で差してきたから付加価値もつく
混合の新潟1800mを平均ペースで逃げ残っており持久力と底力もある
母パルセイトは長距離重賞で活躍したハギノリアルキング(目黒記念)の全妹で
近親にはアドマイヤモナーク(ダイヤモンドS、有馬記念2着)だから
来年のクラシックから逆算しても十分通用する余地はある。
アナスタシアブルーは断然人気の萩Sで折り合いを欠いて4着に敗れたが
新馬戦の瞬発力や気性、血統を考えるとマイル替わりは好材料で巻き返しは十分
イチオクノホシは1400mまでの経験しかないが素晴らしい決め手を使える馬
父Kendorは仏2000ギニー馬で3代母Super Viteはエクリプス賞3着
半兄に菊花賞で善戦したハーバーコマンドもいるから距離延長が壁になる事はない

人気上位のサウンドオブハートジョワドヴィーヴルの素質も評価はするが、
今回は現時点での完成度と記録面を重視したので押さえまたは消しとした。

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