ＪＣダート

過去２年のＪＣＤを圧逃してきた両雄だが今回はトウショウフリークにハナを譲り
控える競馬をする可能性が極めて高い。それでも二強が先行すれば流れは早い
マイペースでＨラップを刻むのと番手で追走するのとでは精神的に差が出る
まして逃げて強かった馬が控える競馬を覚えた途端、往時の迫力が薄れるケースも多い
毎年差し追い込みの台頭も目立つだけに思い切ってニホンピロアワーズの戴冠に賭ける。
通算１３戦とキャリアは浅い４歳馬だが６勝２着４回３着３回で複勝率は１００％
祇園Ｓでオープン特別の物差しであるインバルコの猛追を凌ぐと白山大賞典も２着
中央重賞初挑戦となったみやこＳ(稍重)は前半５Ｆ５９秒５と経験のない激流だったが
中団で流れに乗ってエスポワールシチーには離されたが２着とは少差の３着
初のＧ1挑戦でも期待を抱かせる臨戦過程と内容に加えて出来も絶好
３代母ミルカレントがフジキセキの母ミルレーサーの半妹にあたる良血で
大舞台でのスピードと底力に不安はないし父ホワイトマズルは
ダンシングブレーヴ系らしく自分の世界に持ち込めば相手は関係ない
母父アドマイヤベガも昇級や格上を苦にしない血統だから大物食いを達するに視界良好だ

エスポワールシチーは仕上がり途上で南部杯４着、みやこＳ圧勝
激戦のＧ1を二度使って見えない疲労が気になるトランセンドより
上積みは大きく上昇も期待できるはずでその分上位に扱う
ミラクルレジェンドのフジキセキ×デピュティミニスター系は
０８年の覇者カネヒキリと同じ配合で侮れない
大穴は栗東滞在で状態がかなり良さそうなフリソ
日本テレビ盃はスマートファルコンの２着だし上がりの掛かる展開なら一発ありそうだ