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2016/11/13 14:43
エリザベス女王杯
今年のエリザベス女王杯でまず考えるべくは“マリアライト級”の存在。マリアライトは宝塚記念でドゥラメンテやキタサンブラックら強豪牡馬を一網打尽にした説明不要の実力牝馬。ただ冷静に馬柱を見つめればマリアライトはそこにいる。決して実質的比較が不可能な過去の馬ではない。今回のメンバー内に宝塚記念を勝てる馬がいなければ本命はミッキークイーンやクイーンズリングではなくマリアライトが筋だろう。
そのマリアライトの前走オールカマー(0秒3差5着)は調教の中身からしても悪くないというか当然の結果で始動戦としては上々だと思われたが、陣営がやたらとメンタル面を敗因として気にしていたのはマークがきつくなるであろう今秋への煙幕か、それとも競走馬としての使命を終えた牝馬のサインか。
紐解けば連覇の歴史も珍しくないエリザベス女王杯だが基本的に牝馬の消長は激しい。
今秋まさにピークを迎えようとしている◎シュンドルボンは短命に終わりがちなディープインパクト産駒に対して、ハーツクライ×エルコンドルパサーの配合で若駒時の完成度こそ低くても成長力に富む。実が入ってきたことでRiverman譲りのナスキロ的な斬れもコンスタントに活きている。
ハーツクライ産駒は当該舞台で【5-14-4-63】と勝ち味には遅いが優秀な成績で回収率も単複ともに100%を超えている。府中牝馬S(5着)は先行勢の競馬になって手が出なかったが、シュンドルボンの内容からすれば条件替わりは好材料。追い切りも素晴らしかったし、万全の状態で女王の座へ邁進する。
相手筆頭は冒頭の○マリアライト。実力フル稼働なら良馬場でも関係なし。今年3勝を挙げブレイクした▲ヒルノマテーラは前走のカシオペアSで牡馬を破っているだけに上昇度に注意。以下マキシマムドパリ、クイーンズリング、アスカビレンまで。