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2016/10/23 11:52
菊花賞
「両雄並び立たず」とは同じ力量を持つ英雄が二人いれば、必ず争いになりどちらかが倒れるということのたとえ。競馬界では二強対決を意味する甘美な響き。思えば競走馬の歴史はこの繰り返しである。99年有馬記念のスペシャルウィークVSグラスワンダー、92年天皇賞(春)のメジロマックイーンVSトウカイテイオー、96年阪神大賞典ナリタブライアンVSマヤノトップガン、古くは77年テンポイントVSトウショウボーイ…。
近年は路線多様性、関係者の柔軟性もあり一種の“縛り”が消え、菊花賞での二強対決自体が極めて稀になっている。00年アグネスフライトVSエアシャカール、98年スペシャルウィークVSセイウンスカイあたりまで遡ることになる。長距離信仰の薄らぎは、実力馬が素直に力を出し切りづらい状況へのアンサー。紛れが生じやすい条件で「二強並び立たず」は実現性が高い。
◎シュペルミエールに一票投じたい。キャリア8戦目に初の重賞がG1とエリート組とは明らかに一線を画す“格下”だが7戦中6戦で上がり最速をマークしているように波乱を予感させる“男の武器”がある。兵庫特別は前半5F63.1のスローを悠々と外を回り差し切っているように着差以上に強い内容で1000万での力差は歴然。中間の追い切りが痺れたし、何よりも栗東滞在を選択した陣営の本気度が魅力。初の強豪相手で楽ではないが、ここに来ての急激な上昇度に賭ける。
○カフジプリンスは洋芝でパフォーマンスを上げた感もあるが神戸新聞杯(4着)を見ると長距離なら通用するだけの脚力はある。鞍上の理解不足がなければ楽々3着はあったはず。2週目向正面では動けるポジションにいたい。▲ディーマジェスティは道中動いていけるタイプのディープで距離延長は好材料、☆サトノダイヤモンドは好位から正攻法。
◎シュペルミエール
○カフジプリンス
▲ディーマジェスティ
☆サトノダイヤモンド
△ミッキーロケット
△レッドエルディスト
3着まで
△アグネスフォルテ