16?17年度POG指名馬

１、アパパネの2014　牡：皐月賞、日本ダービー、朝日杯ＦＳ
父ディープインパクト
母アパパネ
母父キングカメハメハ

【寸評】
馬格があり、整ったシルエット。現状は寸が詰まり気味でマイラー体型。やや母方の血が強そうな印象もディープインパクト×キングカメハメハは注目のニックス。人気になることは承知で１位指名。

２、コロナシオン　牝：桜花賞、オークス、阪神ＪＦ
父キングカメハメハ
母ブエナビスタ
母父スペシャルウィーク

【寸評】
牝馬も王道からチョイスしてみた。馬体写真を見る限りトモ上部の付け根にある筋肉が非常に良く映った。現段階でも見栄えのする馬だ。今後調教が進めば更に良化していくのは間違いない。焦らず秋のデビューを待ちたい。

３、ヴァナヘイム　牡：皐月賞、日本ダービー
父キングカメハメハ
母グルヴェイグ
母父ディープインパクト

【寸評】
母系日本が誇るダイナカール⇒エアグルーヴと紡がれている血統。母は４歳時に３連勝でマーメイドＳを制しているようにポテンシャルの高さは折り紙つき。筋肉質で脚長と良血らしい格好の良さがある。

４、リナーテ　牝：桜花賞、オークス、阪神ＪＦ
父ステイゴールド
母マルペンサ
母父Orpen

【寸評】
半兄に日本ダービー２着のサトノダイヤモンド。母系にDanzigやサザンヘイローなど短距離向きの血が多いから実は牝馬のほうが血統的相性は高そうな印象。個体としては胴長で距離は持ちそうなのであとは気性次第。関係者曰く「モノが違う」とのこと。

５、ザウォルドルフ　牡：皐月賞、ＮＨＫマイルカップ
父ディープインパクト
母ウィーミスフランキー
母父Sunriver

【寸評】
母は米Ｇ１を２勝している名牝。イメージ的にはハートレーに近い。パッと見は線が細く映るが馬体重はあるし中身が詰まっている証拠だろう。脚長でいかにもディープインパクトらしい瞬発力タイプ。

６、ブラックナイル　牝：桜花賞、阪神ＪＦ
父ルーラーシップ
母ジャズキャット
母父Storm Cat

【寸評】
この血統は２年連続指名。ロードヴァンドール(父ダイワメジャー)は血統通りパワーでごり押す逃げ馬で期間中２勝を挙げた。新種牡馬ルーラーシップは未知数だがキングカメハメハ×Storm Catの配合でロードカナロアが出ているし注目したい。

７、ルタンデュボヌール　牡：皐月賞、日本ダービー
父マンハッタンカフェ
母アドマイヤハッピー
母父トニービン

【寸評】
16年日本ダービー馬マカヒキを手掛けた友道厩舎。個人的に運動量の多い調教をして、きっちり仕上げてくるこの厩舎には好感が持てる。近親にＧ１馬オレハマッテルゼなど様々なタイプの重賞馬を輩出している血統。早ければ夏デビューもあるので先陣の期待も込めて指名。

８、キエレ　牝：ドバイ、ヒヤシンスＳ
父Distorted Humor
母ヘヴンリーロマンス
母父サンデーサイレンス

【寸評】
父Distorted HumorはＧ１勝ちこそないが米の7ハロン前後のＧ２やＧ３を４勝している馬。ヘヴンリーロマンスはもはやどんな種牡馬をつけても砂馬を輩出するダート肌だから本馬も確実にダート志向だろう。

９、スマイルウィーク　牝：オークス
父スペシャルウィーク
母オメガスピリット
母父スピニングワールド

【寸評】
半姉にオークス馬ヌーヴォレコルト。ナスキロ的な柔らかさが上手に伝われば面白い。

１０、リスティアアスリーの2014　牡：皐月賞、日本ダービー
父スペシャルウィーク
母リスティアアスリー
母父スピニングワールド

【寸評】
偶然にもスマイルウィークと同配合。母の姉にエリモシックやエリモピクシーがいて筋の通った血統。活躍馬を見るとマイルあたりがベストだが父スペシャルウィークなら東京2400mもこなせる下地はありそう。


≪ドラフト後記≫
今年度は例にないほど順調なドラフト。アパパネの2014を競合勝ちすると、返す刀で３名競合のコロナシオンをゲット。リナーテの競合も制し、３位でザウォルドルフが残っていたのも幸運だった。ヘヴンリーロマンスは毎年譲ってもらえるので安心としても充実のラインナップ。○外を加えようとも考えたがフランケルが走りそうな気がしなかったのでスペシャルウィーク産駒２頭に託した。