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2016/02/18 07:00
フェブラリーS
フェブラリーSの鍵を握るのはコーリンベリーだろう。この馬の出方次第で大きく展開が変わる可能性が高いからだ。エスポワールシチーやトランセンド、スマートファルコンら強い逃げ馬たちの時代が終わり、ダート界にもぬるい風が吹き抜けつつある。代表されるところでは14年のフェブラリーS。3F35秒5-4F48秒0-5F60秒6とおよそ信じがたい流れが単勝272倍、空前の大波乱を呼んだ。15年も3F34秒3-4F46秒9と序盤は締まったが3コーナー過ぎで13秒1が入り5F通過60秒0。結局ここで息を整えたコパノリッキーとインカンテーションが番手から余力を持って抜け出し、当方の本命馬は3着止まりだった…というグチである。
結果はともかくその“戦犯”ともいうべきコーリンベリーが今年も出走してくるのだから穏やかではない。逃げ馬が出遅れでは洒落にならない。ただやはりコーリンベリーが逃げる展開ならば遅くとも5F59秒前半、速ければ58秒台。こうなれば強い先行馬とて容易には走れまい。昨年のチャンピオンズCが好例だ。ホッコータルマエがドバイからの招待状待ちというちゅうぶらりんだが是非出走して欲しい。全盛期ならともかくピークを過ぎた今コパノリッキーとホッコータルマエが緩みない流れのマイルG1で通用するとは思えない。年を重ねてまず衰えるのはスピード能力。トランセンドとエスポワールシチーが共倒れした12年の再現を密かに期待している。
ただコパノリッキーもホッコータルマエも1番人気になりそうになくて結局Hペースでノンコノユメの末脚炸裂というオチがつきそうなのは置いておいて単純に昨年同様手堅くベストウォーリアか。100%穴人気するロワジャルダンか。個人的に血統馬券は人気薄でこそと思っているので捻るなら東京ダ1600mの鬼であるエンパイアメーカー産駒のスーサンジョイか。現段階の本命候補たちである。
とにもかくにもラニで魅せて、リッキーでかっ飛ぶ武豊の姿だけは想像がつく。