共同通信杯

クラシック候補生として注目必至のハートレーだが皐月賞や日本ダービーで勝ち負けするだけのレベルかは正直懐疑的だ。しかも共同通信杯は“真価”を図りづらい一戦でもある。母のウィキッドリーパーフェクトは米Ｇ１アルシバイアディーズステークスの勝ち馬だがこれは２歳のダート8.5F戦。Ｇ３勝ちもダート短距離戦。レース自体の価値あるなしではなくこの米血脈で固められた血脈が日本のクラシックで通用するのか大いに疑問だ。Storm Catの入るディープインパクト産駒は難しい。キズナのように頂点を究めた例もあるし、距離の限界や底力不足を露呈した馬も数多くいる。新馬は東京中距離でありがちなドスロー、ホープフルＳにしても正味上がり2ハロンの競馬でディープインパクトが最も得意とする形。きょうの雨がハートレーにどう転ぶか。

スマートオーディンの完成度が現時点では抜けている印象だがHalo4×4なので大味な競馬より皐月賞で狡く回った方が良さそうなタイプ。あとは父母系の成長力と無理使いによる故障。馬場も内から乾いてくるし今回も連は大丈夫だろう。

ただ◎に推したいのはディーマジェスティ。半兄にセイクレットレーヴ、ワールドレーヴ、ホクラニミサがいる血統で屑の出ない血統。母がブライアンズタイム×サドラーズウェルズでスタミナの裏付けもあるし距離が伸びて良さそうな存在。勝ち上がりに３戦要したが前走差し切ったマウントロブソンは土曜のあすなろ賞を勝利し次はトライアルだけにディーマジェスティもヒケはとらない素材。ホープフルＳを取り消した影響も感じられないしＶ有望株として取り上げたい。

◎ディーマジェスティ
○スマートオーディン
▲リスペクトアース
△イモータル

京都記念は雨が残りそうなのでキングカメハメハから。トウシンモンステラは近走冴えないがいずれも京都良馬場で速い上がりを駆使しながらの差し損ね。着差自体も｢0秒4｣｢0秒3｣｢0秒3｣万葉Ｓは内枠を完全に無視する酷すぎるぶん回しだった。相手が大幅に強化となるが昨年の宝塚記念は0秒7差とそう負けていない。直前にコパノリッキーと併せて闘志が戻った。あとは小牧Jの頭脳に託す。

◎トウシンモンステラ
○ショウナンバッハ
▲ヤマカツエース
△レーヴミストラル
△アドマイヤデウス
△スズカデヴィアス
△マイネルディーン