京王杯２歳Ｓ

新潟２歳Ｓを圧倒的な強さで勝ったモンストール(父アドマイヤマックス)
前半４Ｆ４８秒３のゆったりした流れを中団で脚を溜めて直線の伸びに繋げた
上がり３Ｆは１１秒３-１０秒２-１１秒６で最速を記録した地点で脅威の爆発力
前評判の高かったジャスタウェイも子供扱いでＧ２でも断然人気に応えるだけの力は
備えていると思うがキャリアや暮れの大舞台を見据えた造りである事を踏まえれば
付け入る隙は少なくないはず、サドンストームの逆転に◎をうった。
すずらん賞は内を通った馬が上位を独占する中で終始外を回らされ
４角で勝ちに動いた分、末脚が甘くなった結果の５着であり『負けて強し』の内容
西浦調教師が「先を考えて差す競馬を覚えさせた」と言うように
目先の勝利に拘らず制約ありきの育成をしておりその成果を試す時
チャンピオンＳ(英Ｇ１)を勝った父ストーミングホームは馴染み薄いが
父父Machiavellianはホワイトウォーターアフェア一家のＢＭＳで一躍有名になった血で
アサクサデンエン(安田記念１着＆２着)スウィフトカレント(天皇賞秋２着)
ヴィクトワールピサ(ダービー３着・ＪＣ３着)といずれも東京Ｇ１で活躍しているし
直仔のグラスボンバーやフサイチホクトセイも良績を残しており適性の裏付け十分
新馬戦でクラレントに食い下がった能力が出せれば勝ち負けになる。

レオアクティブはスタートが課題だが５戦中４戦で上がり最速をマーク
挽回がきく東京コースで柔らかく乗って弾けさせる技術随一の横山典弘で▲
外国産特有の脆さがあるゲンテンだがデイリー杯２歳Ｓで３着に逃げ粘った実力は評価
気性的に距離短縮は間違いなく好材料で注意しておきたい。