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2015/09/11 20:06

藤田伸二のベストレース

乾坤一擲 
【意味】
運を天に任せ、一世一代の大勝負に出ることのたとえ

藤田騎手ほど"乾坤一擲"という四字熟語が似合う騎手はいないのではないでしょうか。騎手としての勝負強さ、頼りがいという点では、もしかしたら武豊騎手を凌ぐかもしれません。
なにが勝つかわからない混戦のG1に"藤田"という名前を見れば、それがどんな馬だったとしても、たとえ本命馬が決まっていたとしても「藤田が怖いから押さえておくか」と、印をまわすことも少なくありませんでした。少し前では、"佐藤哲"や"角田"なんかもそんな怖さを持ったジョッキーでした。そういうジョッキーが少なくなってしまうのはとても寂しいですね。

netkeibaのページで、藤田伸二のベストレースを投票で決めるという企画をやっています。上位2つは、フサイチコンコルドの日本ダービーと、シルクジャスティスの有馬記念。どちらも捨てきれませんが、どちらかといえば個人なベストレースはシルクジャスティスの有馬記念です。
自分の馬が一番強いと豪語しながらクラシックは無冠。普通なら自分の見立てが間違っていたと諦めそうなものですが、藤田騎手は最後までシルクジャスティスを信じていました。そんな執念の気持ちがシルクジャスティスに伝わったのではないでしょうか。そうじゃなかったら、暮れの大一番でマーベラスサンデーエアグルーヴを差し切ったあの脚の理由を説明することができません。
結局シルクジャスティスはその後、グランプリホースとしては精彩を欠くレースの連続でした。もしあの時有馬記念を勝っていなかったら、ただの"97年クラシック戦線のイマイチ馬"としてしか、ファンの記憶には残らなかったかもしれません・・・。あの脚は一世一代、まさに乾坤一擲という言葉があてはまるコンビでした。

一世一代の大勝負をしかけ、それをものにできるジョッキー。競馬新聞の騎手欄の名前を見ただけで投資金額が増えてしまうようなジョッキー、今後現れるのでしょうか。

最後に、トランセンドのドバイWC、負けたけどすげぇ格好よかった!!

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