オークス回顧

[オークス]
先週の日曜日は牝馬の2冠目であるオークスが行われました。
牝馬は牡馬に対してスタミナに不安を持つ馬が多く、
故に例年距離適性が予想の焦点となるレースになります。
しかし、結果は最前線で戦ってきた者が上位を占める傾向も。
この時期はまだ距離適性よりも身体能力の高さがモノを言うのかもしれません。

5馬身差の圧勝で2冠馬に輝いたジェンティルドンナは、
1600mのみを使われて結果を出してきたことが嫌われたのか3番人気に留まりました。
さらに、2番人気に推された桜花賞2着馬ヴィルシーナを抑えて1番人気に支持されたのは
前哨戦を圧勝してきたミッドサマーフェア。
前走の2000mという距離でハイパフォーマンスを見せたことが要因であったと思われます。

桜花賞で後続を引き離し大熱戦を演じた3頭はやはりこの時期においては能力上位だったのでしょう、
桜花賞の1・2・3着馬がオークスにおいても1・2・4着と改めて力を誇示しましたね。
ハナ差4着となったアイムユアーズが3着であれば
桜花賞と同じ3頭で同じ着順となっていました、惜しかったです。
3着は前走でミッドサマーフェアに一蹴されたアイスフォーリスが厳しくなったペースで前進、
崩れてしまったミッドとは対照的に力強く粘って見せました。

父ディープインパクトと同じく5馬身差、同舞台で2分23秒台を叩き出したジェンティルドンナには
アパパネ以来の牝馬3冠が期待されます。
可能性はかなり高いと思われるだけに、無事夏を越して欲しいですね。

<オークス:簡易着順>
1着　ジェンティルドンナ（ディープインパクト）
2着　ヴィルシーナ（ディープインパクト）
3着　アイスフォーリス（ステイゴールド）
4着　アイムユアーズ（ファルブラヴ）
5着　サンキューアスク（シンボリクリスエス）