83件のひとこと日記があります。
2012/06/10 17:02
エプソムC回顧
安田記念が終わり、春のG1シリーズも残すところ宝塚記念のみとなった今週は
ちょっと一休み(?)で平地重賞はエプソムCひとつだけ。
新馬戦も始まって新しい役者たちに目を向ける好機かもしれませんね。
[エプソムC]
地味な印象はありますが、かつてマーベラスサンデーやエイシンデピュティなど
後のG1馬が勝ち馬に名を連ねるG3戦。
昨年はここを圧勝したダークシャドウが秋に大活躍を見せ、
また一昨年の2着シルポート、6着のストロングリターンが今年の安田記念で
頂点を争ったように、近年ますます好素材が出走してくるレースになったような気がします。
今年は、前日に降った雨の影響もあり、
良馬場発表ながら府中としては時計のかかる馬場で行われました。
勝ったのは1番人気に支持されたトーセンレーヴ。
スタートから若干掛かったような仕草を見せていましたが
最終コーナーを回った時点でのリードを使い切ってクビ差凌いで見せました。
鞍上はウィリアムズ騎手、やはりもう一歩踏ん張らせる手腕があるのでしょう。
ブエナビスタの弟として期待の高かった存在ですが、ついに重賞タイトルを獲得。
姉に肩を並べるのは難しくとも、人気種牡馬への道は少し開けたでしょうか。
さらなる成長を期待します
2着には唯一馬群から先頭に迫ったダノンシャーク。
またまた重賞制覇に一歩及びませんでしたが、
このレベルの1800m戦をこなせたことで選択肢の幅が広がりました。
3着に古豪マイネルスターリーが粘り込み、
近走不振も展開が向けばまだやれることを証明してみせました。
今年の出走馬にも将来のG1馬が含まれているでしょうか。
先が楽しみですね。
凄く今更な[鳴尾記念]
時期を逸してしまいましたのでコソコソとこの機会に。
宝塚記念の前哨戦として距離も変わり、12月から引っ越してきた2000m戦。
宝塚記念制覇を狙う実力馬が3頭出走しました。
安定感はないがG1レベルの実力は証明済みのトゥザグローリー、
大阪杯で一気に一皮剥けた新鋭ショウナンマイティ、
迷走著しい昨年の宝塚記念馬アーネストリーです。
レースは超スロー、この展開を得意とするトゥザグローリーが
先団から上がり33,2の脚で他馬を完封しました。
後方から32秒台で走り抜けたショウナンマイティが半馬身差の2着、
3着には昨年の菊花賞3着により飛躍が期待されていたトーセンラーという結果。
レースとしては宝塚記念において予想される持久戦とは正反対の内容でしたが
1・2着馬の調子は良さそうで本番に向けて好ステップを踏めたのではないでしょうか。
もう再来週ですね、本番が怖くも待ち遠しいです。