103件のひとこと日記があります。
2014/12/18 11:19
有馬記念の思い出(その3)
丁度トピックス名馬のラストランで最も印象深いのは?という企画をやっている。
これは鉄板だ。
ここのサイトを利用している年齢層が低いのであのレースの事は記事でしか知らないだろうというのは承知の上だが、少なくともあのレースをリアルタイムで体験した世代ならば間違いなく覚えているはずである。
そうオグリキャップの引退レースだ。
あまりにも有名で、あまりにも強烈なので競馬をかじった奴ならば100%知っている。なかには同日の条件戦と走破タイムが一緒だったからレベルが低く評価に値しないなーんて知ったかコメントする痴れ者もいるがそんなことは全くどーでもいいぐらい感動的でドラマッチックな出来事だった。
このレースだけで映画1本つくれてしまう程色々な出来事と「思い」が重なったレースである。
それはそこに集まった17万(20万だったと記憶しているがJRAが17万といっているのでそうなのだろう)という観客の数とそれが一つになったオグリコールに象徴される。
そして俺はその日そこにいた。
当日の様子は確かオグリの掲示板に書いたと思うので今回は省略する。(書きだすと映画の脚本ぐらいの長さになってしまう)
当時を知らない若い世代に少しでも伝えたい気持ちはあるが、とりあえずこう考えて欲しい。
何故17万人も集まったのか。誰が音頭を取ったわけでもないのに何故オグリコールは見事に一つに重なったのか。
去年のオルフェーブルの引退の時にわずかながらオルフェコールがあったようだが、場内全体を包み込むようなパワーは残念ながら感じられなかった。
この違いを考え想像してみて欲しい。
それが分かれば競馬の面白さとは何なのか少しは理解できると思う。