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2013/05/23 10:40

見方、考え方(その3)

キズナが人気だ。
Dインパクト産駒で鞍上武豊、そして日本人の心を打つキズナとキーワード、そして派手な追い込み。
最もマスコミ受けするのは間違いない。

だが、ちょっと待て。
昨年に比べると今年はDインパクト旋風とまで言えるのか?
確かに桜花賞はアユサンが勝った。しかし、皐月、マイルC、オークスと見ると、そこまで信用できるのか?という事だ。確かに上位に来ているけれど、Dインパクト産駒自体が多いからだけだとも言えるのだ。言い換えれば連番の軸には成りうるけれど、単勝かどうかは微妙ということ。

次に武豊
技術については申し分ない。今でもたまにだが流石と思わせる騎乗を魅せてくれる。
しかしだ、俺も年をとって思うのは「美しさ」を追及して失敗するということだ。それなりに地位も実績も得てしまうと、量より質を追求することに強く心を惹かれる。10勝よりも美しい1勝なのだ。俺も若い頃は1レースからガンガン買って、買い目も多かった。そしてそれによって成果もあげていた。しかし、今は狙いうったレースに全力を注ぎ、そして読み切って3連単1点勝負で的中させるという事に魅力を感じている。ぶっちゃけ外してももったいないと思わないし、はずしても失敗とは思わない。
「美学」の追及は常識とは軸が違うのだ。
武豊Jの最近の騎乗振りにはそれを感じてしまうのだ。
そりゃそうだろう、彼にとっては今更ダービーでもないのだから・・・
で、当然の如く一番美しく見えるレースといえば
「最後方から直線一気」
「馬の力を信じて乗ったけど、わずかに及びませんでした・・・」という声が聞こえてきそうである。


キズナという言葉には確かに美しい響きがある。
連帯感、一体感を好む日本人が大好きな言葉である。
しかしだ、震災後2年、アベノミクスがもてはやされる今となっては「がんばろう日本」は無理があるように思う。
もちろん被災地で今なお苦しむ人なんかどうでもいいという訳ではなくて、競馬の祭典と震災とを結びつけることが不自然だと言いたいのだ。

いやー書いた書いた
来年、自分で読み返すのが楽しみだ(笑)

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