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2012/01/31 08:48

未来へ託す

ウオッカの掲示板で書いたけれど、名門カントリー牧場が閉場するらしい。とてもつらいニュースだ。
カントリー牧場に限らず、いまある日本の中小牧場の全てが後継者問題を抱えているといっていいだろう。
今の競馬ファンの気質は刹那的であり、依存型だ。これはこの掲示板の投稿を読めば如実に顕れている。これは親に競馬関係者を持つ若い人でも恐らく同じだろう。何故なら日本人全体がそういう傾向にあるからだ。

目先の事で判断し、事象を線(歴史)で見ることができない。線で見ないから未来を見据える事などできはしない。
また、競馬へのロマンも他者(馬)依存だ。ヒーロー&ヒロインの登場を切に願うが、自分でダービー馬を作ろうなどという発想はない。

「誰かが育てた」名馬に乗っかり、騒ぎ、そしてしこたま儲けたいだけだ。

只のファンはこれでも仕方がないが、馬の生産などできはしない・・・。


私は競馬関係者ではないが、競馬を愛する一人として問題提起しておきたい。

今の制度ではダメだ。
・次代へ相続する場合には、資金以外にも優秀な血統の馬を数年供与するとか、高額種馬の種付け権利を数年与えるとかの優遇措置を新設する。
・レース体系にも生産側の事情を踏まえる特別枠を作り、新人生産者だけのグループで競わせ、新米調教師や新人ジョッキーの交流を活性化させる仕組みを作る。

なんのことはない、今オンラインの競馬生産シミュレーションゲームで行われているような仕組みをリアルに持ち込むのだ。もちろんリアルは厳しくゲームとはまるで違う。しかしゲームの感覚でリアルな知識を持たない後継者を救済するにはこういう分かりやすく未来をイメージしやすい環境を与えてやるしかないというのが私の見解だ。

弱肉強食の世界だから今の状況はある意味当然なのではあるが、放置すればそれは競馬という種の絶滅を意味する。
それは競馬を愛する者としては困る。それに競馬は後世に残すべき「文化」なのだ。

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