353件のひとこと日記があります。
2014/10/16 20:12
プリンスローズへの想い・・・
昨夜の当欄にて現われたプリンスローズ(英、20戦16勝)。主戦場はベルギーで、競走成績は勿論なのですが、何と申しましても最大の功績は、まったくの無名種牡馬であった父・ローズプリンス(仏)を世界に知らしめたことです。それぐらい、プリンスローズの種牡馬としての活躍ぶりは凄かった、ということなのでしょう。
プリンスローズは直仔・プリンスキロから、ラウンドテイブル(米・66戦43勝)へと繋がり、更にラウンドテイブルからデュール(産駒にビンゴガルーやヒカリデュールなど)、ボールドリック(産駒にキョウエイプロミスなど)という強烈なラインを残すことに成功しました。また、プリンスローズ⇒プリンスビオというラインからはシンカブルを通してムーティエやファラモンドが出ております。(オールドファンの方々でしたら、泣いて喜びそうなニホンピロムーテーやカブラヤオーなどの父!)
特に、プリンスローズ⇒プリンスキロと受け継がれた血脈は気性難があるものの、底力のある“頑張りタイプ”の産駒が多く見られるのが特徴です。アイスフォーリスはこの“P・キロ⇒P・ローズのライン”を母系に2本もっており、父母母・ダイナサッシュからはP・ローズの“単独因子”も受け継いでおりますので、一瞬のキメ手では劣るかもしれませんが、充分に頑張りの利くタイプの仔だと思います。勿論、トム・フールやボールドルーラーの血も適度に入っておりますので大いに期待したいところです。(^○^)