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2014/10/15 16:57

相馬眼について2

わさわざ、この日記を見てくれた人に、少しでもお役に立てればと思い、お礼と言ってはなんですが、微力ながら私の相馬方法を書きます。中には、ジンクスもあります。

・募集時の一歳馬くらいの時期は、冬毛がボサボサくらいが良い。募集写真で判断していい。よく「皮膚が薄くて良い馬だ」とされるが、それはレースに出るようになってから古馬の時期にかけて、皮膚が薄いと良いとされるものだと思う。募集時に、肌がヌメッとしているというか、脚だけではなく、体全体も「水っぽい」馬は、体質が弱い傾向あり。逆に、皮膚が厚そうで、なおかつ肌に艶のある(テカっている)馬体は良い。ただし、馬体全体がテカっている馬は、少々割り引き。肩やトモ辺りだけに、艶がある馬体が良い。これまでの一口経験から。

・募集時の一歳時期、馬体が完成されているような馬は、そこで終わりの場合多し。背っ垂れのような、まだユルい馬体の方がいい。成長がイメージ出来るような馬体。これは、上記の肌の質感にも関係してきますが、皮膚が薄く感じる馬より、この時期は、皮膚が厚く見えるような馬が良い。そういう理由でも、ヴィッセンより、ワールドインパクトを選びました。

・トモよりも前。トモは、よほど貧弱でなければ気にする事はない。むしろ、胸前が厚く、胸前からき甲にかけて幅広というか雄大な馬は心臓が良いのか走る馬が多い。例:一歳時のハープスターや、ヴィクトワールピサなど。
*最近は、トモも重要視してます。前の造り、トモと両方が優れているのが理想的。

・体高は高い方がよい。一歳時くらいは、体高が高く、かつ馬体重は450kg前後と、あまり重くない方がいい。これは、国際的な統計から言われている事。特に近年の名牝は、450kg前後。

・あまり重要ではないと思われがちだが、目は大切。細くてキリッとしていると賢そうだが、気性が悪い場合が多い。丸くパッチリとした目の方が絶対に良い。

・牧場や関係者の評価について:よく「乗り味が良い」「背中がやわらかい」等と聞きますが、リップサービスもあると考えて判断した方がいい。実際、そう言われた馬は、いい所までは行くようですが、重賞級にはならない。
シルクプリマドンナの時は、育成場で「今年の一番馬だ」と言われました。シルクメビウスは牧場で「重賞を取れる」とまで言われたそうです。このぐらいハッキリ言われないとアテにはならないという事です。ただし、これも当たりハズレはあります。

取り敢えずここまで。まだまだ相馬ファクターはありますが、企業秘密という事で(笑)
以上の相馬方法も、確率の高い方法というだけで、絶対にこうであるとは言い切れません。

最後に、私はマイネルの岡田総帥を尊敬していますが、あえて苦言を申しますと、繁殖牝馬には「格」というものがあると認識してほしい。どんなに相馬眼的に優れた形や筋肉の馬でも、母馬に繁殖としての格が無ければ走りません。
つまり、Aという母馬がいて、その仔が重賞で活躍したとしましょう。という事はAという母馬は重賞級の仔を出せる格を持っているという事です。ですが、母馬の一生のうち、せいぜい重賞級の仔は1〜2頭くらいしか出ません。ですので、重賞級(1000万下勝ちでもよい)の仔が初めて出たら、次の二頭目の重賞級の仔を求めて、相馬眼に見合った仔がいれば、重賞を勝てる確率は高くなります。
一方、Bという母馬がいて、その仔を追いかけても、結局、500万下クラスが精一杯の仔しか出ないとすると。
だいたい競馬は、1000万下クラスが壁ですが、という事は、その母馬の格は500万下クラスしか無い訳です。
Aという母馬の仔は、相馬眼的に優れていれば重賞級。形の悪い仔でも1000万下クラスを勝てるかもしれません。ですが、Bという母馬の仔は、母馬の繁殖に於ける「格」が無い為、どんなに優れた馬体の仔でも、最大で500万下クラスしか勝てないという訳です。
相馬眼の限界です。
総帥には是非ともダービーを取って貰いたい。ですが、その為には、繁殖牝馬の質を高めた方が近道なのだと感じるのです。まあ、ご本人も分かっている事と思われますが。

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    2014/10/15 17:08 ブロック