シルク 2018年 募集馬について（関西）

36 リアアントニア17　今年のセールで、下が高額で取引きされた為、本馬も人気になるだろうが、それほどでもない。顔の流星が真っすぐではない。トモは素晴らしいが、頸が太い。下もそうだが、脚が細い為、値段的に合わず。×

　39 マンビア17　母が短距離適性なのに、胴が長く出た。良い傾向。頸も軽く好感が持てる。牝馬にしては、骨量もあり、前脚もしっかりしている。とはいえ、胴が長すぎてバランスが悪いかもしれない。胴は長ければ、胴伸びが良いという訳でもなく、短すぎても良くない難しい所。好馬体。母実績がなく。△

　41 シーイズトウショウ17　頸差し長くこれは良い。胴長だが、母方が短距離血統だから、良い傾向。これは経験則だが、長距離血統なのに、胴が短めなら走る傾向にあり。逆もまた然り。値段的にトウショウピスト以上の活躍をしてくれないと困る(笑)　父ジャスタウェイが？　だが、他の父産駒も、形が良く出ているし、生産の評判も良いとの事で、GO!(笑)　何故か池江師の所に、ジャスタウェイ産駒がよく行く。この馬の場合、池江師ではない方がよかった。じっくり育てたい。買いだが、抽選に落ちたら、今年は終わりじまいかも。〇

　42 ルージュクール17　好馬体。上があまり走ってない為、格的に疑問だが、トモが強い。これが走れば、下は買いなのだが。イメージ的には1000万下をウロウロ。なので、値段が折り合わず。×

　45 チアズメッセージ17　重心が低く、頸が高く、立ち気味の肩。いかにも短距離な馬体。トモは立派で、脚も力強いが、やや細い。脚さえもてば、いい所まで行きそうだが、キ甲の位置から、まるっきり仕上がらない可能性もあり。牝馬なので杞憂に終われば。×

　47 ベッラレイア17　頸差し長く好印象。上があまり走ってない為、この仔で駄目なら、この系統は諦めた方がいい。△

　57 レスペランス17　動画だと違ってくるにしても、こういう頸の角度を、募集時の写真等で、一度でも見せれるのは良い。秀逸な頸の角度なので、この角度は覚えて置いて損はない。欲を言えば、更に平行に近いと尚良い。なかなかお目に掛かれるものではない。血統馬だが、牝馬初仔の為、様子見。△

　62 アンティフォナ17　肩が効いている好馬体だが、前脚がやや細い。今年の募集馬は、総じて脚が細いように感じる。父リアルインパクトが？　だが、他の父産駒も、なかなか形良く出ている為、気にしなくても良いかと思う。値段相応な活躍を期待。上ぐらい走ってくれれば。〇

　63 プロミストスパーク17　候補にしようかと思ったが、流星が曲がっている。頸もやや重い。母が高齢な分、上の二頭で打ち止めかも。それでも魅力的な馬体。△

　64 ティフィン17　面白い馬。頬張り良く、各パーツが優れている為、好馬体に見える。もうちょっと胴伸びが欲しく、トモも一枚薄いが、脚元から丈夫さが見て取れるので、母馬実績ないが、値段相応かそれ以上を期待。△

　65 テーブルロンド17　全体的に雄大。尾離れも良さそう。頸差し長く、骨量も豊富で、フィジカル面の心配がなさそうだ。母が輸入したばかりのせいか、連産かどうかは不明。牝馬だけに、競争寿命、母の実績がない分、手を出しづらいが、行ってもいい馬。△


　こうして見ると、今年は関東馬の方も、面白い。ＮＦの戦略的に、数年前から、関東にも力を入れるとの事だったが。欠点も多いとはいえ、ＮＦ産駒は総じてレベルの高さを感じてしまう。どの産駒も、走って不思議ではない。これは、本当にそう思う。
　欠点とは、あっても買ってしまうのが、一口の怖い所、私もそう(笑)　欠点あっても可愛いのが、サラブレッド。
　私は普段、骨の太さに注目する。どんなに筋肉が素晴らしくても、それを伝える骨が丈夫でなければ、走れないと考えるから。ただ、名繁殖牝馬になると、その仔の脚が細くても、中身が丈夫であって、脚が持ちこたえられる場合もあるから、本当に難しい。
　今回、取り上げなかった馬の中にも、当然走ってくる馬もいますし、褒めた馬の中でも、走らない馬もいるでしょう。
　相馬のコツを披露という意味も含めて、今回は、走る走らないに係わらず、多めに取り上げてみました。なので、今年の相馬眼は、結構ハズレが多いかもしれませんので、あしからず。