長崎バイオパークのカバのモモちゃん

長崎バイオパークにはただいま４頭のカバがいます。
泳げないカバとして有名になったモモちゃん、そして彼女の両親、パパのドンとママのノンノン、そしてモモちゃんの息子の百吉（ももきち）です。

カバはふつう水の中で子供を産みますがノンノンはなぜか陸でモモちゃんを出産してしまったのです。

カバの赤ちゃん水中でおっぱいを飲むので、モモちゃんはおっぱいを飲むことが出来ずに弱っていたそうです。
このままでは死んでしまうので、飼育員の伊藤さんがモモちゃんを預かり、母親代わりに育てました。

なので、モモちゃんは泳げないカバになってしまったのです。
このままでは、カバ生活を送れないので、生後２か月から水泳の特訓が始まりました。
水に入ることさえ怖がっていたモモちゃんは計１６回の特訓の甲斐あって今では立派にカバとして生きています。

モモちゃんもお年頃になってムーというダーリンが出来ました。
彼との間には百吉のほかにも『ももたろう』『ゆめ』『龍馬』という子供を授かりました。
こ３頭は中国や日本の動物園に居ます。

残念ながらムーは２０１２年、今年の２月に他界しましたが、
モモちゃんはお母さんとして立派に役目を果たしております。