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2015/11/15 18:41
知って・観て得する海外レース(week46)
今週分の 知って・観て得する海外レースです。通算46回目です。
今週は、日本では、エリザベス女王杯(G1)がありました。因みに、このレース、英語では、こう書きます。
Queen Elizabeth ? Commemorative Cup
(※正式な意味は、エリザベス女王2世来日記念杯)
こういう表現もあり、世界中にエリザベス女王[Queen Elizabeth]の名のつくレースを今週は、ネタにしようと思います。
今回は、香港のクイーンエリザベス2世C(G1)です。年度は2005年度です。
この年の勝ち馬は、ヴェンジェンスオブレイン[Vengeance of Rain]。この馬は、父は、ザビール[Zabeel]
そのZabeel。実は、今年9/26に、老衰で亡くなってしまいました。享年29歳。その哀悼の意を込めて投稿しました。
Vengeance of Rainは、このレース以前は、香港ダービー(香G1)を快勝した若き挑戦者としてこのレースにと登場しました。
このレースを勝利後、G1を述べ6勝。獲得賞金は、香港調教馬内でNo1。
獲得賞金は、11,637,672オーストラリアドル。 日本円で約10億円を稼ぎ出したのです。
(※因みに、サイレントウイットネス[Silent Witness](2005年にスプリンターズS(G1)を制覇/デビュー以来17連勝した馬)では、ありません!)
彼を機に、香港馬が日本以外の外国遠征も頻繁に行われるようになりました。実際、彼は、2007年には、ドバイSC(首G1)を優勝しているのです。
彼のスターダムに立ってから10年。香港は、競走馬のレベルも上がり、ファンの馬券購買層も若年層に大きく広がるなど、新たな競馬スタイルがこの馬から生まれました。
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【レース映像】
出走馬は、13頭。全馬、芝1600m?2400mのG1連対経験馬という豪華版。
このレースで、Vengeance of Rainは、1コーナーで馬群の中の好位置に収まる。全体は、先頭?最後方まで約10馬身。
ライバルの南アフリカ最強馬グレイズイン[Greys Inn]・豪の猛者 グランドアーミー[Grand Armee]は、彼をマーク。
中盤?勝負所では、一気に固まる。その叩き合いでは、ラシアンパール[Russian Pearl]を残り150mで交わして先頭に出る。
最後は、ライバルGreys Innの猛烈な追い込みを退け、自身の絶頂を告げる勝利をもたらしました。
●レース映像URL : https://www.youtube.com/watch?v=BPbbkxMuLII [HKJC.comより]
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【写真・参考】
左は、Vengeance of Rainがこのレースの勝利する瞬間のシーンです。
右は、その父であるZabeelの写真です。
●左の写真 : http://campaign.hkjc.com/en/2015-apqe/images/history/winner_2005L.jpg [HKJC.comのレース一覧より]
●右写真 : http://www.nzb.co.nz/sale_news.cfm?content_id=127316 [Newzealand Blood StockのHPより]