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2015/11/07 21:17

知って・観て得する海外レース(week43)

 10/16?10/22分の 知って・観て得する海外レースです。通算43回目です。

 この週で取り上げるレースは、BC(ブリーダーズカップ[Breeders' Cup])関連シリーズです。

 アメリカ競馬の祭典として1984年に創設されたBreeders' Cup。このレースが生まれて、アメリカ競馬の認知度が急激に高まる。それ以上に、1日で数多のG1をまとめて実施する『G1 フルコーススタイル が世界に広まる役割を持つレースです。

 それ以上に、この日記では、Breeders' Cup は、アメリカ競馬の象徴・縮図 という役割を担っている事を述べたいと思います。

 今回取り上げるレースは、1998年のBCクラシック(米G1)です。

 この年の勝ち馬は、今回の主役の馬 オーサムアゲイン[Awesome Again]です。

このAwesome Againがもたらしたものは、単にこのレースを制覇しただけに留まりません。

 彼の父、デピュティミニスター[Deputy Minister]
 その父、ヴァイスリ?ジェント[Vice Regent]

 と辿るノーザンダンサー系[Northern Dancer Line]の新たな血統潮流を作ったのです。また前年(1997年)から続く、全米リーディングサイアーの座を確定させたのです。

 これにより、この血統は、アメリカダート競馬の主流血統の一つとして認められたのである。

 それだけではありません!その血統は、日本でも大きく取り上げられれきっかけとなったのです。

 クロフネ[Kurofune] という馬を聞いた事の無いファンは、ほぼ皆無と思われます。

 そのクロフネ、アメリカで産まれ、2000年春に 金子真人 オーナーに落札され、JCダート(G1/2001年)で衝撃的な勝利を収めた事もあり、この血統が日本でも、ダートの主流血統として父・母父問わずに認知されています。

(※母父としては、カネヒキリ[Kane Hekili]を輩出。あ、これも金子 真人オーナーの代表所有馬でしたね。)

 私は、このBCが日本のホースマンの目の当たりにされなければ、クロフネが日本で走るどころか、ダート血統の革新は、もっと遅れていたのではないかと今でも思う程のBreeders' Cup だと感じています。

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【レース映像】
 この年のBC クラシックは、10頭。人気は、スキップアウェイ[Skip Away]が大台のG1 10勝目が成るかが最大の焦点でした。

ロナドズクウェスト[Coronado's Quest]が先導。2番手にアーチ[Arch]が追走。

 本命のスキップアウェイ[Skip Away]は、3番手を追走。

 出遅れたジェントルメン[Gentlemen]以外は、ほぼ一塊の展開でした。

 3コーナー?直線入り口では、先頭集団が横に広がる激烈なものに。

 Skip Awayが伸びを欠く中、シルヴァーチャーム[Silver Charm]ら4頭の叩き合いが続くと思われたが、勝利をもぎ取ったAwesome Againは、後方2頭目から仕掛けを遅らせ、馬群を強烈突破してBC制圧を果たしました。

●レース映像URL : https://www.youtube.com/watch?v=TS6ZuVdq-SY [Breeders' Cup World Championshipsより]

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【写真・参考】
 左は、優勝馬 Awesome Againの写真です。右は、彼の血統表です。赤線で囲ったのは、父系ラインを際立たせています。

●写真URL : http://www.bloodhorse.com/horse-racing/articles/65022/awesome-again-recovering-from-colic-surgery [Blood Horse.com より]

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  • スーパーやっちさん

    ⇒広瀬北斗さん、コメント有難うございます。

     そうなんですね。私は、米国・欧州と拘らず、色々な競馬を見ているので、偏りを持たないようにしています。

     また、日本で走っている血統も、あらゆる国から取り入れられて成り立っているのですよ。

    2015/11/08 12:18 ブロック

  • スーパーやっちさん

    ⇒とんとん514さん、『いいね!』有難うございます。

     クロフネの父系という事もあり、投稿しました。この頃から、ダートの血統が日本でも流行しましたね。

     こういった血統についての記事を挙げました。

    2015/11/08 12:08 ブロック

  • スーパーやっちさん

    ⇒じゅんざんさん、『いいね!』有難うございます。

     随分空いてしまいましたが、投稿しました。このレースは、ちょうどアメリカ競馬にとっては、血統の入れ替わり等が激しい時期にあたりました。

     それ故、このような『新時代の旗手を担う血統』が出たタイミングは、非常に大事にります。その為、投稿しました。

    2015/11/08 11:53 ブロック

  • 広瀬北斗さん

    個人的には一番海外競馬を見ていた頃でした。と同時に日本競馬そのものも,現在は海外と言うと米国以外と言う感じがぬぐえません。

    2015/11/08 07:49 ブロック

  • とんとん514さんがいいね!と言っています。

    2015/11/07 21:39 ブロック

  • じゅんざんさんがいいね!と言っています。

    2015/11/07 21:19 ブロック