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2015/09/27 22:16
知って・観て得する海外レース(week39)
遅くなりましたが、今週分の、知って・観て得する海外レースです。通算39回目です。
今週取り上げるレースは、2000年の英2000ギニー(英G1)です。
テーマは、先週と同様、『現在進行形』のネタ・・・『種牡馬としての血統』について取り上げます。
このレースの勝ち馬 キングズベスト[King's Best]と2着のジャイアンツコーズウェイ[Giant's Causeway]です。
このレースで連対した2頭は、種牡馬としての栄誉・栄光を現在もなお残し続ける2頭でもあります。
先ずは、優勝馬のKing's Best。この馬は、現役時代は、この英2000ギニーを優勝後は、英ダービー(G1)を回避。愛ダービー(G1)[最下位11着]を最後に引退。
種牡馬として、2010年には、日本&英国でダービー優勝馬を輩出
・日本ダービー優勝:エイシンフラッシュ[Eishin Flash]
・英国ダービー優勝:ワークフォース[Workforce]
する離れ業を達成。更に、この年は、フランスで凱旋門賞(G1)をWorkforceが優勝。フランスの首位種牡馬にも輝きました。
この馬の父は、キングマンボ[Kingmambo]。その有力後継馬として知られるようになりました。
続いて2着 Giant's Causeway。こちらは、このレースは、2着。しかし、その2走後に、セントジェ?ムスパレスS(英G1)より、G1 5連勝。しかも、年内にG1 を9戦連続して消化するタフネス振りも見せつけました。
種牡馬実績は、G1優勝馬を述べ30頭輩出。その中には、日本調教馬 エイシンアポロン(マイルCS優勝)も含まれる。
欧州ではなく、北米で2009・2010年の首位種牡馬に輝いたのである。
母父でも、ビューティーパーラー[Beauty Parlour](父:ディープインパクト の仏1000ギニー(G1)優勝馬)を輩出しているのである。
どちらも、父・母父両方でG1勝ち馬を出している 『現在進行中』の種牡馬でもある。
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【レース映像】
超貴重な(!)レース映像が、観られます。このレースは、超多頭数の27頭立て。このレースは、観客寄りの埒に道中固まって進みました。
先に、残り300m仕掛けたのは、Giant's Causeway。それを目がけて残り200mで差し切ったKing's Best。2着以下に、3馬身半の圧勝。
後に種牡馬としての本能を感じさせる強さをご覧ください。
●レース映像URL(You Tubeより) : https://www.youtube.com/watch?v=pbys-dp8_lQ [espmadridより]
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【写真・参考】
2頭の写真を載せます。
King's Bestについては、繋養先のDarley Japan(ダーレー・ジャパン)のページからの採用です。
●URL : http://www.darley.co.jp/stallions/our-stallions/kings-best/conformation [Darley Japanサイト掲載の写真より]
Giant's Causewayについては、サセックスS(英G1)優勝時の写真です。
●URL : http://newsimg.bbc.co.uk/media/images/39333000/jpg/_39333111_giants_causeway203.jpg [BBCの掲載写真より]