知って・観て得する海外レース(week38)

　今回の登録分は、先週の分になります。遅くなってすみません。知って・観て得する海外レースの第38回目です。

　この週の分は、現在進行形のネタをお届けします。

　レースは、2005年の愛2000ギニー(愛G1)です。

　このレースのどこに『現在進行形』のネタがあるかを書きます。それは、『種牡馬としての血統』です。

　このレースの勝ち馬 ドバウィ[Dubawi]と2着のオラトリオ[Oratorio]です。

　競馬において、G1を勝つ事は、『馬主としての栄誉』という金銭面・名誉としての側面もあります。しかし、それ以上こ、当たり前ながら気にしていない点があります。それは、

　種牡馬としての選抜競走を勝ち抜く事です。

　そんな中、この年の2頭は、種牡馬としての栄誉・栄光を残す2頭でもあります。

　先ずは、2着のOratirio。この馬は、後にエクリプスS(英G1)、愛チャンピオンS(愛G1)を勝った後、種牡馬入り。その種牡馬実績で。イタリア(伊)・香港の2か国で首位種牡馬に立ったことがあります。

　一方の優勝馬Dubawi。こちらは、後に、ジャックルマロワ賞(仏G1)を父仔制覇。既に、種牡馬としてMakfi等を挙げている。このサイトの動画[3分で分かる、まるごと必勝チャンネル]
のディサイファの回顧の週に挙がりました。

　現在進行形で種牡馬実績を挙げ続けているのです。

　そう言えば、今年も、このサイトでニュースをリリースしていますが、そうしているうちに、勝ち馬の血統欄に、Dubawi の名を頻繁に書いていた事を思いだしました。

　ふと気になって、あるサイトのDBを調べました。そのサイトは、RacingpostのBlood Stock欄。

　実は、Leading ListのSire of Worldwide Group/G1 List という検索結果です。(9/20終了時点)

　実は、世界の種牡馬における、重賞の賞金獲得の合計金額を種牡馬毎にまとめた結果を載せます。何と、我が日本のディープインパクト[Deep Impact]、キングカメハメハ[King Kamehameha]を差し置き、1.84倍の大差を付けて彼が首位に輝いているのです。


種牡馬名 総合獲得賞金(ポンド(?))
Dubawi ?7,573,303
Deep Impact ?4,097,269
King Kamehameha ?4,079,034
Galileo ?3,324,867

　そう遠くない将来、世界の種牡馬世界を席巻しそうな勢いを感じる事と思われます。

　この2頭。先週に記した

Godolphin　と　Coolmore　の生産代表2頭です。

　また、G1で連対2頭が、種牡馬リーディングの輝く実績を残したG1レースは、21世紀に入ってからは出ていません。これが、21世紀初のレースになる公算が高まります。
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【レース映像】
　超貴重な(！)レース映像が、観られます。このレースは、8頭立て。Dubawiは、好位置の3番手。一歩のOratorioは、後方3番手。

　その2頭が、直線ラスト200mでは完全に抜け出る決着。

　後に種牡馬としての本能を感じさせる強さをご覧ください。

●レース映像URL(You Tubeより) : https://www.youtube.com/watch?v=OxPZg6Mt8EI [Old Horse Videosより]

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【写真・参考】
　2頭の写真を載せます。

Dubawiについては、

●URL : http://www.sporthorse-data.com/horse/10554325/035/Horse_Dubawi-_2big.jpg [Sportshorseサイトの写真より]

Oratorioについては、

●URL : http://img.rasset.ie/00005ad6-642.jpg

取り上げました。