知って・観て得する海外レース(week25)

　いよいよ、6月下旬に入りました。知って・観て得する海外レースの第25回目です。

　個人的に、取り上げるレース選択に苦慮していますが・・・今週取り上げるのは、『日本競馬にて、有名になった馬の現役時代の激戦』です。

　取り上げるレースは、1993年のムーンランドロンシャン賞(G1)です。このレースは、上位3頭は、現役引退後に日本にて、『世界に耳目が広がった』名馬達です。

　勝った馬は、キングマンボ[Kingmambo]。2着は、スキーパラダイス[Ski Paradise],
3着は、ビッグストーン[Big Stone]です。

　そうそう・・・読んでいくうちに、『おっ！』と思えるような馬ばかりです。

　Kingmambo、2010年の種牡馬引退まで、種牡馬成果として、数多のG1勝ちを挙げたました。その血統を世界に広めるきかっけを生んだのは、『我が国、日本』です！

　世界初のKingmambo産駒として、G1勝ちを挙げたのは、エルコンドルパサー[El Condre Pasa]なのです。そして、世界初の母父としてG1勝ちを挙げたのは、(今年亡くなった)スズカマンボ[Suzuka Mambo]なのです。

　2着のSki Paradiseは、翌年には、安田記念(G1)に参戦や あの武豊騎手に『初の海外G1制覇』をプレゼントした馬なのです。
　血統面でも、2代後に、キャプテントゥーレ(2008年皐月賞(G1)))を産みました。

　3着にビッグストーンは、メイショウドトウ[Meisho Doto](テイエムオペラオーと1年半余りの大激戦を繰り広げた)を輩出しました。

　日本は、かつて、『種牡馬の墓場』などと呼ばれた不名誉な時代がありました。しかし、こうして見ると、逆に『日本でこそ花開く血』もあるのです。

　あ、奇しくも、この3頭は、『同期』ですね。
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【レース映像】
　超貴重な(！)レース映像が、観られます。

　レースでは、Kingmamboのペースメーカーのフドー[Hudo]がハナを切る。有力馬では、Kingmamboが好位置3番手。Ski Paradiseは直後に付ける。Big Stoneは、後方馬群の中で待機。また、バラシア[Barathea]は、最後方。

　直線の叩き合いは、ゴールまで『激烈なモノ』に。

　私自身にとっては、『一回限りでは無い、ライバル接戦』こそ、将来にも繋がるかけがえの無いモノに思えます。是非、観て下さい。

●レース映像URL(英語実況) : https://www.youtube.com/watch?v=5AfqdGJ6APw [サラブレ のDVDに収録されたvideoです。

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【写真・参考】
　下の写真は、Kingmamboの種牡馬引退後、余生を送る Lane's End Farm のシーンです。

●掲載元URL[Pilsudski] : http://www.bloodhorse.com/horse-racing/articles/59091/standout-stallion-kingmambo-pensioned [Blood Horse.com より採用]