天皇賞に向けて

天皇賞に向けて早くも気合が入ってきた。
自分が走るわけでもないのだが春の盾は
日本競馬の伝統と格式の重みがひしひしと伝わってくる
旧八大競争の中でも最高峰のレースと言ってよい。

近年では一部関係者の長距離に対するアレルギーから
春の天皇賞の存在が軽んじられる傾向もあったが
過去１０年においてはマンハッタンカフェ、ディープインパクト
そして、昨年のヒルノダムールと凱旋門賞挑戦への登竜門としての
役割的傾向も見られ、生産界においても根強く評価の一翼を担う
大種牡馬選定のレースであると言えよう。
そして、本年、三冠馬オルフェーヴルの天皇賞挑戦も現役最強を誇示する為には
避けては通れない道程だと言う事も、改めて認識する今日である。

かと言って簡単に獲れる春の盾でもない。歴史を振り返れば
三冠馬ナリタブライアン、ミスターシービーも春盾の栄誉に輝く事はなかった。
トウカイテイオーも惨敗した。記憶に残る所では３回に渡り果敢に挑戦をした
菊花賞馬ナリタトップロードなども大願成就は叶わなかった。（３年連続３着）

そして、今年はオルフェーヴルらの４歳勢を過去３年の春天皇賞馬らが迎え撃つ
なかなか強力な布陣となっており、当レースでの特有の流れでの激突において
ここを突破できるか返り討ちに合うかも大きな見所となろう。
いずれにしても本当に楽しみな一戦となりそうだ。＾＾；