孟徳ファーム日記“名誉挽回“?

レースは悪のウマジロー軍団との戦いである

散々妨害工作(物語はフィクションですプラトン攻撃(ですから物語はフィクションです)に屈してきたシャナたん。

屈辱を晴らすためには何としても勝ちたかった…

レースは前に囮一頭、次にシャナ、後ろに実行犯三頭の展開

前半は大人しく様子を見ている。

しかし、少し経つと後ろから殺気が漏れ始める…

残り400m。
今だ

猪俣”ゴールシタラメロンパンガマッテルヨ!ゴールシタラメロンパンガマッテルヨ!………”

なんでロボ語なの

シャナ“メロンパン”

シャナたん炎の翼発動

後ろの実行犯を置き去り。
気が付いて追っ掛けてきても届かず。

シャナ待望の初勝利

レース終了後…

シャナ“メロンパンはカリもふが1番なの”

記者に囲まれてコメント始めたら第一声がそれだった…

シャナたん何言ってるの

記者A“なるほど”

えっそこ納得する所

記者B“やはりそうですよね”

お前もかレースの事じゃないぞ

曹“……お前等帰れ”

シャナ“メロンパンハドコイッタ“

何であんたもロボ語さっき普通に喋れたでしょ

曹”ほらよお疲れさん“

シャナ”あっ、ありがとう…“
照れて少し顔を赤らめる。

何とか初勝利をしたシャナ。

次に意気揚々と二戦目の昇級戦を目指した。

今回も例の作戦を実行する予定でした…
が、しかし…

前回の敗戦を悪のウマジロー軍団は見逃してはいなかった…

前回の敗戦メンバーを懲罰して負けた内容を吐かさせていた。

新たな妨害工作を持って立ち向かっている事を知らないシャナたん。

レースは前回と同じ配置。

そして、400m。
作戦開始

猪俣”ゴールシタラメロンパンガマッテルヨ!………”

ところが、囮役が何かをぶちまけた…

それは

メロンパン

シャナ”あ?メロンパンだ?”
ありゃりゃメロンパン食べに行っちゃった

その隙にゴール…

してやられた

シャナの注意を反らせる間に囮役と後ろの実行犯に負けてしまった

やるな
敵も去るもの。同じ轍は二度踏まない訳である。

当のシャナたんはメロンパン咥えて御満悦

仕方ない…新しい作戦を考えなければ

そして、今日。

レースに出走。

前回メロンパン作戦を破ったウマジロー軍団は今回は余裕しゃくしゃく

そして、レーススタート

展開は打って変わってシャナは後方に位置して、前にウマジロー軍団三頭、後ろに一頭の包囲網。

完全マークで妨害し放題かと思われた…

ただ作戦はあった…

レースに主戦ジョッキーの猪俣にある物を渡していた。

曹“200m切ったらこれをゴールの先に投げて下さい”

猪俣“こっ、これは”

曹“超高級メロンパン”

はい、またしてもメロンパン作戦

曹“匂い嗅がせて、話せば効果抜群のはず”

猪俣“分かりました“

そして、

猪俣“シャナ、超高級メロンパンあるぞこれだ匂い嗅いでみな”

シャナ“くんかくんか何これ”

猪俣“おりゃ食いたければ取りに行け“

シャナ”うぉ??????“
メロンパンとなると桁違いの反応しかも超高級は伊達じゃない

真一文字に閃光が一閃

シャナ二回目の勝利

超高級メロンパンを食べてまたしても御満悦のシャナ。
でも二勝目を挙げた事も嬉しかった様で牧場に帰ってくるなり、

シャナ”ヴィルヘルミナこれであなたと並んだわよ“

ヴィルヘルミナ”待っていたであります“

結局仲は元に戻ったようです

これからまだ二頭とも頑張って貰わないと
壊れた馬主室直さなきゃいけないんだから

”もう壊さないでね“と願う孟徳であった。