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2013/10/21 16:46
2014年開催日程に思う〜晩成馬につらい2歳戦線変更点
来年度の重賞および開催日数が発表になった。以前から言われていたようにJCDが中京に移行し、名称が変更になった。さらに中山の工事により新潟でのスプリンターSが久しぶりに施行される。どうせなら1000直でやって欲しかったが、そうすると多くが1200mであるサマースプリントとの整合性がつかないのであろう。
しかし最大の変更点は2歳重賞の増加(3つ)である。ホープフルS(G2)ラジオNIKKEI京都2歳S(G3)、いちょうS(G3)と秋に3つも増える。さらに京王杯2歳S・デイリー杯2歳S・東スポ杯2歳S・アルテミスS・ファンタジーSそれにJFとFS]の2つのG1.10月からの3ヶ月にこれだけ重賞が組まれることになる。
もともとOP特別だったのが重賞になっただけ、と思われるかもしれないが、これは競馬の体系を変えうる変更だ。というのは重賞である以上2着でも収得賞金が加算されるからだ。このことはデビューの遅い馬のクラシック出走を一層困難にする。早期デビュー早期勝ち上がりが非常に重要になるのである。
2歳牝馬の重賞はフルゲートになりやすい。だからアルテミスはまだ理解できる。だがいちょうSなどはそうはならないケースが多い。早熟馬の台頭は馬産地の要望かもしれない。だがそれは古馬戦線の弱体化や早期始動による故障引退の増加も懸念されるのではなかろうか。
一口をやっている者からしてもこれからの馬選びには考え方を変えねばならないかもしれない。晩成な血統はクラシックは一層厳しくなる。大きな馬や気性の難しい馬もそうだ。すでに来年の2歳は出資済みだが該当する馬がいそうだ。もう少しこういう計画を早目に知らせていただきたいものだ。