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2012/06/24 07:02

諸行無常

今年の宝塚記念の出馬表を見て感じたことがある。
武豊と安藤勝己の名が無いのである。
安藤勝己は福島出張、武豊においては阪神競馬場にいるにもかかわらず騎乗がない。
ともに日本を代表する騎手である。その功績には数々の輝かしいものがある。
そしてともにその騎手人生の後半であることは間違いない。
両者ともそれを受け入れ、自分の仕事をする。そこに時代の流れと時代を築いた者のプライドを感じるのは私だけであろうか。

安藤勝己は近年急激に騎乗数を減らし、もはや好きな時に好きな騎乗依頼のみを受けているような風情を感じる。中央競馬騎手では最年長だ。静かに自分の仕事を見つめ最終到着点を探っているのかもしれない。

武豊は近年社台との確執が報じられた。最近はそうでもなくなりつつあるが、これは成績に響いたと思う。怪我が無ければまだまだトップを明け渡すことはなかっただろう。だが今までの怪我でも異常に早く戻りすぎたのだから体に無理がでたのかもしれない。そして彼は今日も騎乗する。まだやれることを自身の騎乗で見せること、それが超一流騎手としてのプライドであり葛藤なのかもしれない。

たった数年でこうまで変わった。永遠などというものは無いことを感じた次第だ。そして今なお独自に輝き続ける2人に頑張っていただきたく思う。

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