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2017/12/24 17:10

有馬記念雑感

有馬記念が終わった。

やはり、このレースには特別なものがある。

キタサンブラックが勝って、改めて思うところを書いてみたい。


戦前、JRAのコマーシャルがキタサンの勝つサインだと、さんざん騒がれた。

それを素直に信じて馬券を買ったファンも多かっただろう。

いや、サインなどは無関係。

もとよりこの馬の力を信じて馬券を買い、

何かと物入りの年末年始のお小遣いをせしめた競馬ファンも

多かったのではないだろうか。

私は、このサイン論議でかえって勝ち馬がわからなくなった。

本命はスワーヴリチャード、キタサンは対抗、穴でルージュバックと予想したが、

馬券を買わないで正解だった。

やはり、有馬は枠。

内枠有利で、しかも逃げ馬で1枠。

これは勝ってくださいと言わんばかりの演出? だった。

私の馬券の師匠は、私の本命がスワーヴリチャードと聞くと、

この馬は枠が外だし、器用さがないからどうかな、と返した。

的確なコメントだった。


キタサンは、競走成績を調べてみると、

後藤騎手がデビュー戦で手綱を取り、勝利に導いた馬だということがわかった。

叶うことなら、この馬で後藤に有馬を取らせてあげたかった。

こういうのを、死んだ子の年を数える、というのだろう。


社台グループが種牡馬として買い取るそうだが、ブラックタイドの血よりも

母系に入ったサクラバクシンオーの血脈がつながることが何よりも嬉しい。

個人的には、バクシンオーの父、サクラユタカオーが好きだった。

はちきれんばかりに盛り上がった筋肉を持つ栗毛の雄大な馬格は、私の理想とする馬体だ。

G1勝利は天皇賞だけであったが、

その豊かなスピードは産駒のバクシンオーに乗数効果で受け継がれている。

キタサンブラックはスタミナ豊富なステイヤーであったが、産駒からはマイルG1を勝つ馬も現れるような予感がする。


有馬記念の武豊の勝利ジョッキーインタビューは、その騎乗ぶりと同じでそつがない。

競馬騎手はインタビューを受けるときいつも頭に「そうですね」と被せて始める。

次に言うことを考える間をもたせるために、初めに「そうですね」と言え。

誰かの直伝が定着したのだろう。

今日の武騎手のインタビューでも「そうですね」が1回出てきたけれど、

ほかの騎手のような違和感を覚えることはなかった。

手慣れたものだ。


有馬記念が終わって、これで今年も競馬も終了、

というわけではないらしい。

今年は28日も競馬があり、ホープフルステークスで最後のG1の〆となる。

一昨年の優勝馬、ハートレーはこのレースを勝ったあと、

年明けの共同通信杯でいいところなく、

以降、長期休養となり、クラシック不出走だった。

去年の勝ち馬、レイデオロは今年のダービー馬。

果たして、今年の同競走はホープフルホープレスか。


そういえば28日は私の愛馬、ルーズベルトゲームも阪神・芝1600m戦へ出走する。

今年最後のゲームで逆転勝ちしてこれまでの鬱憤を晴らせるか。

何とか形をつけてもらわないと、どうも今年の競馬が終わった気がしない。

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